巨人は、外国人選手、FA選手の移籍がほぼ確定したので、これで2016年のシーズンオフの補強は終了だと思われます。
でも、まさか最後の最後に、ビックサプライズがあるとは、長年、巨人ファンをしている自分でも想像ができませんでした。
これで優勝ができなかったら、他球団から笑い者になるでしょうが、逆に優勝したら、お金で勝った優勝だと言われるでしょうね。
2016年のシーズンオフは、積極的にトレードをして血の入替えをしたのは良かったけど、結局、FAで3人も獲得したから、昔の金満チームに逆戻り。
巨人ファンは、この金満補強に納得をしていますか?
※現段階(12月7日)では、陽岱鋼選手の獲得は報じられていませんが、オリックスと楽天の可能性がなくなったので、巨人へ移籍することを前提にして記事を書きました。
すべては元凶はナベツネの発言!
すでに、大田泰示選手、公文克彦選手が日ハム、小山雄輝選手が楽天へ移籍をしました。
トレードの場合は、他球団から批判されることもないだろうし、必ずしも巨人に有利だとは限らないので、ダメな補強ではありません。
むしろ、血の入替えをする上では、FAよりもトレードの方が良いと思っているkら、2016年のシーズンオフは良かった方だと言えます。
外国人選手の場合は、他球団から引き抜かない場合は問題がないので、ダメな補強ではありませんが、今回の場合は、自分の中でちょっと問題あり。
FA選手は、当初MAXで2人だと思っていたところ、まさか史上初の3人の選手が移籍して来るなんて、自分には想像ができませんでした。
今回の外国人選手やFA選手の入団で、若手選手や中堅選手が腐ってしまわないか本当に心配です。
アンチ巨人の人たちは、これで憎き巨人を倒すのが楽しみなっただろうけど、巨人ファンがみんな今回の補強のやり方に、納得をしている訳ではありませんからね。
そう言えば2016年の7月頃に、大嫌いなナベツネのコメントを思い出したのですが、この補強はナベツネの差し金だったのでしょう。
「由伸(高橋監督)の責任じゃない。これはフロントだ。補強していない。これで勝てと言ったって無理だよ」
引用 日刊スポーツ:渡辺恒雄氏「これで勝ては無理」高橋由伸監督を擁護
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1674904.html
ナベツネの言った「これで勝てと言ったって無理」が本当ならば、巨人よりも補強をしていない11球団に、なぜ負けてしまうのでしょうか?
コーチ陣の粛清が行われなかったのも、ナベツネのこの発言が元になっているだろうから、嫌な予感がしたけど、まさかここまで馬鹿げている補強をするとは本当に情けない。
自分は、根っからの巨人ファンですが、2017年は遠慮なく金満チームと批判してもらって構いません。
以下に、良かった補強と悪かった補強を書いたのですが、まさか最後に3人目のビックサプライズがあるなんて、誰が想像できたのでしょうか?

補強した投手陣
ドラフト1位で、田中正義投手、佐々木隼人投手を引けなかったので、投手をトレードやFAで補強することは想定内でした。
森福允彦選手の場合は、ソフトバンクに残留か巨人へ移籍かの二者択一だったので、ほぼ大丈夫だと思っていました。
山口俊選手の場合は、横浜には残留しないと宣言したので、最終的に巨人と中日の二者択一になり、巨人を選んで入団をしました。
森福允彦選手
FA選手の中で森福允彦選手は、年俸がCランクだから、ソフトバンクへの金銭や人的の補償義務がないのでとてもお買い得な選手。
ここ最近の山口鉄也選手の状態があまり良くないので、森福允彦選手の獲得は補強のやり方として、間違っておらず全く問題なし。
森福允彦選手は、ソフトバンクのときにワンポイントが多かったけど、本人はもう少し長く投げたいらしいので、1,2回を投げられる投手の加入は良い補強です。
山口俊選手
山口俊選手は、横浜ファンから恨みを買ってしまいそうだけど、一部の横浜ファンは、門倉選手の二の舞になりそうだから、あまり恨みを買わないかもしれません。
2016年シーズンの山口俊選手は、初の二けた勝利をしたので、来シーズンも期待ができそうですが、2016年だけが特別に良かっただけの可能性がありそうなのが不安です。
タイプとしては、広島からFA移籍した大竹選手のようなイメージを持っているので、安心して見ている投手ではないでしょうね。
総括
ドラフト1位で投手を取れていたり、去年のドラフト1位の桜井選手が活躍していたら、山口俊選手の獲得をしなかったかもしれません。
今シーズンの投手陣の成績を見れば、二けた勝利が10勝10敗の田口麗斗選手だけなので、ナベツネじゃなくても、補強をしたでしょうけどね。
投手陣に関しては、ちょっとだけ納得ができないけど、ほぼ予想通りの結果になったので、これは許容範囲ではないでしょうか。

補強した野手陣
ドラフト1位が野手になったこと、ギャレット選手、クルーズ選手と契約したことで、補強をしても外国人選手をあと一人くらいだろうと思っていました。
でも、まさか以前の記事で書いた、元楽天のマギー選手を獲得するとは想定外でした。
さらに、想定外だったのは陽岱鋼選手ですが、セ・リーグへ来て欲しいとは言ったけど、なんで巨人だったのかなぁ(たぶん、お金だろうけどね)。
ケーシー・マギー選手
外国人のマギー選手のことは、以前の記事で書きましたが、まさか本当に獲得するとは思いませんでした。
右の代打陣が手薄なこと、阿部選手がフルシーズンを戦えないこと、それを踏まえて獲得をしたのでしょうが、若手のチャンスを奪ってしまう気がしてなりません。
3人目の外国人選手を獲得するなら、「またFAで補強?2017年に向けて巨人はどんな補強を考えているのか? 」にも書いてある、シェーン・マック選手のような選手が欲しかったです。
陽岱鋼選手
次に、日ハムとのトレードをした段階で、陽岱鋼選手がFA宣言をしても、巨人へは来ないと思っていたのですが、巨人へ来るとはまさかのビッグサプライズ。
陽岱鋼選手は、走・攻・守の3拍子がそろった選手だから、巨人が欲しがるのは分かるけど、立岡選手、橋本選手がいるのに、なんで獲得をしたのでしょうか。
新聞を読むと、「センターラインの強化」なんて言っているけど、自前の選手を鍛えて強化するのではなく、FAで獲得した選手で強化するって聞いてあきれます。
総括
間違って欲しくないのは、陽岱鋼選手が悪いのではなく、ルール上は許されていても、3人目のFA選手を獲得したことに納得をしていないだけです。
本来は、日ハムや広島のようにチーム全体で強くするものなのに、巨人はお金で強くすると考えているから、根本的に間違っているのでしょうね。
現段階では、セカンドとレフトしかレギュラー争いがないので、若手選手のモチベーションが下がらないことを願うばかりです。

まとめ
ルール上は許されていますが、3人もの選手をFAで補強するやり方は、巨人が強くなるためとは言え納得はできません。
投手陣に関しては、2人がFA宣言をした段階で、ほぼ決まっていたようなものだから、おおむね補強として良かったと思います。
野手陣に関しては、マギー選手が阿部選手の併用で、岡本選手のような若手にチャンスが回りそうにないことが心配。
陽岱鋼選手の獲得では、ライトとセンターが埋まってしまったので、レフトにたくさんの選手が集中してしまい、こちらも若手にチャンスが来そうにありません。
チームを強くするのは、練習方法だったり意識改革だったりするのですが、巨人の場合は、お金でチームを強くする方法しか知らないみたいです。
この補強をして、2017年に優勝ができなかったら、11球団から笑い者になるので、ここまでして補強したのなら、絶対に優勝をする必要があります。
もし巨人が優勝したら、他球団のファンの方は、お金で優勝を勝ったと巨人を揶揄して、もし優勝ができなかったら、「あれだけ補強したのに優勝できないなんて情けない!」と笑ってください。
生まれてからずっと巨人ファンをしていますが、今のような体制が続く限り、来年もまた懲りずに優勝を逃したらFAで補強をするのでしょう。
老害のナベツネがご臨終でもしないと、巨人が根本的に変わることは無理なのかもしれません。
