2016年の海外G1競走の第4弾は、香港ヴァーズ(芝・2400M)、香港スプリント(芝・1200M)、香港マイル(芝・1600M)、香港マイル(芝・1600M)です。
1日に4つもG1があるなんて、香港はスゴい盛り上がりでしょうね。
ぜひ、日本でも同じようなレースをやって欲しいです。
そんな香港で盛り上がるであろう、4つのG1のオカルト予想をするのですが、さすがに4つをすべて予想するのは難しい。
そこで、4つのレースで優勝または連帯をする日本馬を、オカルト予想で探したいと思います。
全部のレースで合計13頭の日本馬が出走しますが、どの馬が優勝または連帯ができるのでしょうか?
今までの海外レースを検証!
2016年に念願の海外G1競走の馬券が解禁されて、香港国際競走の前までに、全部で3レースが行われました。
でも、残念なことに人気になった馬もそうでない馬も、掲示板にすら乗れずに出走した3頭とも大惨敗。
かなり残念な結果になってしまいましたが、なにかしら傾向があるはずなので、3頭が出走したレースを調べてみたいと思います。
1.凱旋門賞
初めて、日本で買える海外G1になった凱旋門賞は、1番人気の日本馬・マカヒキが16頭立て14番枠に入り14着。
鞍上は、皐月賞2着とダービー1着の際が川田将雅騎手だったのに対して、ニエル賞1着と凱旋門賞14着はC.ルメール騎手でした。
もともとルメール騎手のお手馬でしたが、サトノダイヤモンドとの兼ね合いがあり、川田将雅騎手に乗り替わった経緯があります。
2.メルボルンカップ
2回目に発売された海外G1では、天皇賞(春)の2着馬・カレンミロティックが参戦しましたが、24頭立ての18番枠に入り23着に沈みました。
鞍上は、同年の天皇賞(春)で連帯したときは、池添謙一騎手でしたが、メルボルンカップではT.ベリー騎手でした。
ベリー騎手は、同年の宝塚記念で、カレンミロティックに乗ったことがあります。
3.ブリーダーズカップフィリー&メアターフ
3回目に発売された海外G1では、ブリーダーズカップフィリー&メアターフに、ヌーヴォレコルトが出走して13頭立ての13番枠に入り11着。
鞍上は、香港で行われたQE2世Cと今回のブリーダーズカップフィリー&メアターフは武豊騎手でしたが、ヌーヴォレコルトの主戦騎手はもともと岩田康誠騎手。
岩田康誠騎手は、ブリーダーズカップフィリー&メアターフの次に出走したアメリカのG3・レッドカーHに出走(馬券発売はなし)して、見事に優勝をしました。

負けた日本馬の条件!
まず、人気に関しては、1番人気だったマカヒキが負けているので、関係ないことが分かります。
次に、負けた3頭に共通しているのは、どの馬も枠順が外寄りだったことです。
マカヒキは16頭立ての14番、カレンミロティックは24頭立ての18番、ヌーヴォレコルトは13頭立ての13番。
すべての原因が枠順ではないけど、凱旋門賞、メルボルンカップ、ブリーダーズカップフィリー&メアターフともに、外枠が不利と言われていたので、少なからず影響があったと思います。
さらに、騎手の面では、3頭の馬がG1で好走していたときの騎手は、今回の海外レースではに騎乗していないことが分かります。
出走馬に関しては、マカヒキは初めての海外で、カレンミロティックとヌーヴォレコルトは香港での経験がありますが、オーストラリアとアメリカは初めてでした。
最初のオカルト予想は、上記の「外枠だったこと」「好走したときの騎手が乗っていなかったこと」「初めて出走する国だったこと」に当てはまらないことが条件です。
当てはまる条件が、1つの場合はやや危険、2つの場合は危険、3つの項目のすべてに当てはまる馬は、とても危険にします。
逆に、3つの条件のどれにも当てはならない馬は、かなり期待して良いので、1着かまでは微妙ですが連軸にして良い馬ではないでしょうか。
ちなみに、各馬のG1の成績は、マカヒキは(1.1.0.0)、カレンミロティックは(0.2.1.6)、ヌーヴォレコルトは(1.4.1.4)。
上記の成績でも負けているのを考えると、最低でもG1で2勝以上をしてることも必要な条件でしょう。
それでは、香港国際競走に出走する馬たちから、条件を照らし合わせて、勝つ可能性のある馬を導き出したいと思います。

注意事項
香港は、ゲート番号と馬番が違いますので、購入する際には十分に注意してご購入ください。
また、ゲート番号、馬番号をしっかり確認して入力をしておりますが、ご購入の際は必ずJRAのホームページで、再度ご確認の上、よろしくお願いします。
国名表記は、生産地ではなく調教国になっており、仏(フランス)、英(イギリス)、愛(アイルランド)、豪(オーストラリア)、星(シンガポール)、フランス()、と表記しています。
4R・香港ヴァーズ(芝・2400M)
ゲート | 馬番 | 国名 | 馬名 | 騎手 |
1 | 2 | 仏 | シルバーウェーヴ | M.ギュイヨン |
2 | 11 | 香港 | イースタンエクスプレス | S.デソウサ |
3 | 12 | 香港 | アンティシペーション | N.カラン |
4 | 7 | 仏 | ワンフットインヘヴン | C.スミヨン |
5 | 9 | 香港 | フレイムヒーロー | Z.パートン |
6 | 5 | 香港 | ヘレンハッピースター | H.ボウマン |
7 | 3 | 英 | ビッグオレンジ | D.レーン |
8 | 6 | 仏 | ガルリンガリ | S.パスキエ |
9 | 4 | 日本 | サトノクラウン | J.モレイラ |
10 | 1 | 愛 | ハイランドリール | R.ムーア |
11 | 10 | 豪 | ベンジニ | R.マイヤーズ |
12 | 13 | 日本 | ヌーヴォレコルト | 岩田康成 |
13 | 14 | 日本 | スマートレイアー | 武豊 |
14 | 8 | 星 | ケシュア | B.ヴォルスター |
香港ヴァーズには、サトノクラウン・スマートレイアー・ヌーヴォレコルトの3頭が出走します。
外国の有力馬は、今年の凱旋門賞2着、BCターフ1着のハイランドリールが出走するので、日本馬にはかなり厳しいレースになるでしょう。
サトノクラウンは、J.モレイラが初騎乗、海外遠征も初めてで、G1ではダービーの3着1回が最高です。
スマートレイアーは、主戦の武豊騎手が鞍上、初めての海外遠征は初めて、G1でも成績は、秋華賞の2着が最高で、トータルでは(0.1.0.5)です。
ヌーヴォレコルトは、主戦の岩田康成騎手が乗り、海外遠征は香港とアメリカで経験をしていて、G1での成績は、オークスで優勝があり、トータルでは(1.4.1.4)。
ゲート番号は、ヌーヴォレコルトが12番枠、スマートレイアーが13番枠なので、かなりの外枠を引いてしまいました。
以上の条件を考えると、香港ヴァーズで日本馬が勝つ可能性は、オカルト予想だとゼロに決まりました。

5R・香港スプリント(芝・1200M)
ゲート | 馬番 | 国名 | 馬名 | 騎手 |
1 | 3 | 香港 | ペニアフォビア | S.デソウサ |
2 | 1 | 香港 | エアロヴェロシティ | Z.パートン |
3 | 10 | 香港 | ストラスモア | N.カラン |
4 | 4 | 香港 | ノットリスニントゥーミー | H.ボウマン |
5 | 2 | 香港 | ラッキーバブルズ | B.プレブル |
6 | 12 | 豪 | テイクダウン | T.クラーク |
7 | 5 | 香港 | アメージングキッズ | J.モレイラ |
8 | 7 | 豪 | レベルデイン | B.メルハム |
9 | 14 | 香港 | スーパージョッキー | K.ティータン |
10 | 9 | 日本 | レッドファルクス | M.デムーロ |
11 | 13 | 米 | ピュアセンセーション | C.スミヨン |
12 | 11 | 英 | グラウル | G.リー |
13 | 6 | 日本 | ビッグアーサー | R.ムーア |
14 | 8 | 仏 | サインズオブブレッシング | S.パスキエ |
香港スプリントには、ビッグアーサー・レッドファルクスの2頭が出走します。
外国の有力馬は、2015年の高松宮記念の優勝馬・エアロヴェロシティが出走するので、ちょっと手強そうです。
ビッグアーサーは、主戦の福永祐一騎手が落馬負傷のためにR.ムーア騎手に乗り替わり、海外遠征は初めて、G1では高松宮記念の1勝のみ(スプリンターズSは着外)。
レッドファルクスは、スプリンターズSに引き続きM.デムーロ騎手が鞍上、海外遠征は初めて、G1での成績は前走のスプリンターズSが初出走で勝ったのはその1回のみ。
ゲート番号に関しては、レッドファルクスがやや外枠の10番、ビッグアーサーが外枠の13番で、2頭ともオカルト予想では縁起の悪い枠に入ってしまいました。
ビッグアーサーもレッドファルクスは人気になるでしょうが、オカルト予想の条件としては、かなり厳しいと言わざるを得ません。

7R・香港マイル(芝・1600M)
ゲート | 馬番 | 国名 | 馬名 | 騎手 |
1 | 8 | 香港 | パッキングピンズ | M.ギュイヨン |
2 | 3 | 日本 | ロゴタイプ | M.デムーロ |
3 | 13 | 香港 | サンジュエリー | S.デソウサ |
4 | 11 | 香港 | ロマンチックタッチ | M.チャドウィック |
5 | 6 | 香港 | ヘレンパラゴン | H.ボウマン |
6 | 2 | 香港 | コンテントメント | B.プレブル |
7 | 10 | 愛 | クーガーマウンテン | D.オブライエン |
8 | 12 | 日本 | サトノアラジン | 川田将雅 |
9 | 7 | 日本 | ネオリアリズム | R.ムーア |
10 | 4 | 香港 | ジャイアントトレジャー | C.スミヨン |
11 | 14 | 香港 | ジョイフルトリニティ | G.モッセ |
12 | 9 | 香港 | ビューティーフレーム | K.リョン |
13 | 5 | 香港 | ビューティーオンリー | Z.パートン |
14 | 1 | 香港 | エイブルフレンド | J.モレイラ |
香港マイルには、サトノアラジン・ネオリアリズム・ロゴタイプの3頭が出走します。
外国の有力馬は、香港のマイルG1を4勝しているエイブルフレンドに、人気が集まりそうです。
サトノアラジンは、鞍上は4戦連続で騎乗している川田将雅騎手、海外遠征は香港で1回ありますが、G1での好走がありません。
ネオリアリズムは、騎手の乗り替わりが多いので主戦は不明、海外遠征は初めて、G1での好走は初めて出走したマイルCSの3着のみ。
ロゴタイプは、M.デムーロ騎手でG1を2度勝っており、海外遠征は、UAEがあるけど香港は初めて、G1は朝日杯FS、皐月賞、安田記念の3勝をしています。
ゲート番号は、ロゴタイプが2番、サトノアラジンが8番、ネオリアリズムが9番で、オカルト予想では良い番号に入りましたね。
香港が初なのが気になるけど、ロゴタイプはかなり条件的に良いので、オカルト予想では連軸にしたいと思います。

8R・香港カップ(芝・2000M)
ゲート | 馬番 | 国名 | 馬名 | 騎手 |
1 | 1 | 日本 | エイシンヒカリ | 武豊 |
2 | 6 | 日本 | ラブリーデイ | H.ボウマン |
3 | 8 | 香港 | シークレットウェポン | Z.パートン |
4 | 4 | 香港 | ブレイジングスピード | N.カラン |
5 | 7 | 香港 | ガンピット | K.ティータン |
6 | 3 | 香港 | デザインズオンローム | J.モレイラ |
7 | 5 | 日本 | ステファノス | C.スミヨン |
8 | 2 | 日本 | モーリス | R.ムーア |
9 | 9 | 仏 | エリプティク | P.ブドー |
10 | 10 | 香港 | ホースオブフォーチュン | S.デソウサ |
11 | 12 | 日本 | クイーンズリング | M.デムーロ |
12 | 11 | 香港 | ヘレンスーパースター | G.モッセ |
最後のG1の香港カップには、エイシンヒカリ(武豊)・クイーンズリング(M.デムーロ)・ステファノス(C.スミヨン)・モーリス(R.ムーア)・ラブリーデイ(H.ボウマン)・の5頭が出走します。
外国の有力馬は、これと言って見当たらないので、香港カップは日本馬がかなり有力でしょう。
エイシンヒカリは、主戦の武豊騎手が騎乗して、海外遠征も経験豊富で、G1を香港とフランスでそれぞれ1勝ずつの合計で2勝をしています。
クイーンズリングは、主戦のM.デムーロが騎乗して、初めての海外遠征、G1の成績は前走のエリザベス女王杯を勝っていますが、トータルでは(1.1.0.4)です。
ステファノスは、初騎乗のC.スミヨン騎手が乗り、香港のG1に2度を遠征(0.1.0.1)をしていますが、国内外のG1の成績は(0.2.1.3)で、まだ優勝の経験が1度もありません。
モーリスは、R.ムーアが主戦騎手で、遠征した香港のG1では2戦2勝、G1は安田記念、マイルCS、香港マイル、チャンピオンズマイル、天皇賞(秋)に勝っています。
ラブリーデイは、H.ボウマンが初騎乗、海外遠征は香港に1度あり、G1での成績は、宝塚記念、天皇賞(秋)に勝っています。
ゲート番号は、エイシンヒカリが1番、ラブリーデイが2番、ステファノスが7番、モーリスが8番、クイーンズリングが外の11番。
馬券的には全く面白味がありませんが、エイシンヒカリとモーリスの一騎打ちになるとオカルト予想します。

まとめ
大きな話題が入って来れば、追記でオカルト予想をしますが、現段階では上記の予想で行きたいと思います。
馬券的に面白そうなのは、香港マイルのロゴタイプぐらいしか、見つかりませんでした。
普通に予想するのと同じになってしまいましたが、確実に日本馬が勝つと言えるのは、香港カップのエイシンヒカリかモーリスでしょう。
海外競馬は、出走馬の力量があまり分からないので、馬券の組み合わせがとても難しく、大勝負に出るのは危険かもしれません。
もし、手堅く馬券を当てたい人は、香港カップのエイシンヒカリかモーリスにしてください。

追記.成宮寛貴さんにヒントをもらう!
12月9日に、俳優の成宮寛貴さんが、写真誌「FRIDAY」の記事により引退をしてしまいました。
記事の内容は、オカルト予想に関係ないので、第68回阪神ジュベナイルフィリーズでも使いましたが、こちらでは、成宮寛貴さんにヒントをもらいたいと思います。
まず、成宮寛貴さんと言えばテレビドラマ「相棒」の甲斐享役を演じて初登場したのが、なんと今回、国際競走4レースが行われる香港だったんです。
これは、「甲斐享」をヒントにしてオカルト予想をするしかありません。
甲斐享が登場したのは、「相棒season11」なので11番、または甲斐享は三代目の相棒だったので3番。
あくまでも、日本馬に関係するオカルト予想なので、11番か3番に入った日本馬を本命にするのが良さそうです。
ゲート番号を入れてしまうと馬券を買うときに間違えてしまうので、香港カップに出走するゲート番号が11番のクイーンズリング(馬番は12番)は却下。
そこで本命は、香港マイルに出走する馬番が3番のロゴタイプ(ゲート番号は2番)に決定です。
さらにもう1頭を追加するのですが、成宮寛貴さんが演じた甲斐享は三代目の相棒だったので、三代目の騎手を探してみたら一人だけいたんです。
曾祖父・川田若弥さんが元騎手、父・川田孝好さんも元騎手、そして川田将雅騎手が三代目になるので、香港マイルに出走する馬番が12番のサトノアラジンも必要です。
ちなみに、川田将雅騎手の祖父・川田利美さんは、騎手をせず調教師になったので、騎手に限定すると川田将雅騎手が三代目です。
