今でも信じられませんが、巨人は村田修一選手に、来季の契約を結ばないことを通告して、自由契約選手にしました。
球団の意見としては、「内野手の若返りを図るため」と言う理由で、戦力外にしたらしいけど、それは正しかったのでしょうか。
そこで今回は、村田修一選手が戦力外通告を受けたのは、本当に巨人の温情だったのかを、考えたいと思います。
年齢や年俸のことを考えれば、戦力外通告をした方が、移籍をしやすいので、球団の温情はあったと言えるかもしれません
でも、村田修一選手の気持ちを考えれば、果たしてそれが温情だったのか、ちょっと疑問に思ってしまいます。
村田修一選手に戦力外通告!
巨人は13日、村田修一内野手(36)に対し、来季の契約を結ばないことを通告し、自由契約選手として手続きを取ったことを発表した。
この日都内で本人へ通告を行った鹿取GMによると、村田は取り乱す様子を一切見せず、「はっきり言ってくださってありがとうございます」と頭を下げたという。
引用:巨人・村田 戦力外通告した鹿取GMに「はっきり言ってくださってありがとうございます」
URL:https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/795703/
まさか村田修一選手が、巨人から戦力外通告されるとは、本人も想像できなかっただろうけど、ファンとしても同じ気持ちです。
始めに聞いたときは、村田修一選手じゃなくて、始めは村田真一コーチの間違いじゃないのかと、思った人もいるでしょう。
自分はTwitterで知ったけど、最初は単純に書き間違えだと思っていたので、本当に村田修一選手だったときは、驚きました。
2017年は、開幕からベンチを温めることが多く、かなりツラかっただろうけど、最後にこんな仕打ちがあるとは、信じられません
今からでも良いので、戦力外通告は村田修一選手じゃなくて、村田真一コーチだったと、鹿取GMに訂正して欲しいです。

村田修一選手は契約するつもりだった!
――FA権を保持していた。宣言する考えはあったのでしょうか
村田:その考えは僕の中ではなかったです。FA宣言して出て行くというのは。優勝したいと言って巨人へ来て、実際に優勝もさせてもらいましたしね。目標を達成させてくれたことは球団に感謝しています。ですから、(球団が)若手育成に切り替えているのも感じていましたが、その方針を受け入れる準備もしていました。だから減額制限(を超える条件提示)の話があれば、検討の余地はあるつもりで構えていたところでした。
引用:巨人から戦力外通告・村田が本紙に告白「正直、予想はしてなかったです」
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171014-00000027-tospoweb-base
村田修一選手は、年俸が下がっても、若手の育成に切り替えても、巨人の残るつもりだったことが、コメントを読むと分かります。
年俸が下がってとしても、受け入れるつもりでいたらしいから、戦力外通告が球団の温情には、思えないんですよ。
――出場機会が今季より減ったとしても、残留するつもりでいたと
村田:そうですね。今年より厳しくなる可能性は年齢がひとつ増す分高いですし、ましてやBクラスになりましたし。そういう心の準備はして、今日(鹿取GMとの面談に)行ったつもりだったんですけれどね。まさか、でした。
引用:巨人から戦力外通告・村田が本紙に告白「正直、予想はしてなかったです」
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171014-00000027-tospoweb-base
本人も「まさか」と言っておる通り、村田修一選手は戦力外通告を、全く予期していなかったみたいです。
出場機会が減へっても、巨人に残留したい気持ちを思うと、条件を提示した上で、決めさせてあげても良かったのでは。
――ただし金銭的な条件は、かなり厳しくなる可能性が高い
村田:厳しくはなりますけど、今まで頑張ってきた分もありますから。「給料分働け!」って言われなくなるなら、それはそれでいいのかな(笑い)。僕を必要としてくれるチームがあるのなら、条件面にそこまでこだわりはないです。もうお金どうこうじゃないんでね。そのつもりで(巨人との)交渉にも臨むつもりでしたから。
引用:巨人から戦力外通告・村田が本紙に告白「正直、予想はしてなかったです」
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171014-00000027-tospoweb-base
総合的に話をまとめると、村田修一選手の気持ちは、「年俸や出場機会が減っても、巨人に残りたかった」と分かります。
でも球団は、「村田修一選手のことを思って、戦力外通告にした」になり、お互いの意見が一致していません。
それを踏まえると、自分はどうしても戦力外通告が、村田修一選手への温情だと思えないんです。

村田修一選手を戦力外にした本当の理由?
鹿取GMは「彼ならまだ十分やれる。(残り135本に迫った)2000安打も打てる。ただチームの若返り進める方針の下、(巨人では)多く打席数を与えるのは難しい。村田君の選択肢を広げることが、せめてもの誠意と考えた。苦渋の選択でした」とした。
引用:巨人・村田 戦力外通告した鹿取GMに「はっきり言ってくださってありがとうございます」
URL:https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/795703/
鹿取GMは、内野手の若返りを理由にしているけど、そもそも村田修一選手を脅かす若手の内野手が、今の巨人にはいません。
それに今シーズンは、118試合に出場して、打率.262・本塁打14本、打点58と言う成績で、それほど悪くないような気がします。
ちなみに、阿部慎之助選手の成績は、129試合に出場して、打率.262・本塁打15本、打点76だったから、ほぼ同じです。
守備の面を考えれば、阿部慎之助選手はファーストしか守れないけど、村田修一選手ならサードとファーストを守れます。
結果的に若返りになるけど、ベテランの内野手が2人も要らないから、両選手を天秤に掛けて、村田修一選手を選んだのかもしれません。
巨人ファンのみなさんは、もし村田修一選手か阿部慎之助選手のどちらかを、戦力外通告することになったら、どちらを選びますか?

来季のスタメンを見れば答えが分かる!
村田修一選手に変わる若手も選手は、ドラフト1位で入団し、毎年のように期待されている、岡本和真選手しかいません。
しかし、岡本和真選手を見る限り、スタメンで使うには打撃も守備も不安の方が多いから、あまり期待はできないでしょう。
期待できない理由は、岡本和真選手が日ハムへ行って開花した大田泰示選手と、同じ雰囲気を持っている気がするからです。
素質はあるのだろうけど、それを開花することが、今の巨人にはできないので、期待よりも不安の方が大きく感じます。
本当にスタメンで使うのか?
もし本当に、巨人の内野の若返りをするなら、2018年シーズンの開幕スタメンから、岡本和真選手をずっと使い必要があります。
ただし、3年連続で優勝を逃しているので、来季は是が非でも優勝をしなければならず、悠長なことは言って要られません。
それでも鹿取GMは、若手の若返りと言った訳だから、これで岡本和真選手を中途半端に使った場合、巨人ファンは失望するでしょうね。
まさかこれはないですよね?
一部の新聞で、中日のゲレーロ選手やヤクルトのバレンティン選手を、獲得するウワサがあるけど、まさか本当じゃないですよね。
マギー選手をサード、セカンドを吉川尚選手か山本選手、ファーストをゲレーロ選手かバレンティン選手が、来季のスタメンだったりして。
本当に巨人が、ゲレーロ選手かバレンティン選手のどちらかを獲得したら、村田修一選手の戦力外の意味が、変わるでしょう。

FAの4番打者は巨人で引退できない!
以前の記事でも、ご紹介しましたが、FA移籍してきた4番候補の選手たちは、すべて巨人で引退をしていません。
さすがに村田修一選手は、このまま巨人で引退すると思っていだけに、やっぱりこのジンクスは本当らしいです。
もしこのジンクスが本当ならば、4番になれそうな選手は、巨人にFA移籍しない方が良いでしょうね。
FA移籍してきた4番候補の選手たち
加入年 | 選手名 | 前所属 | その後 |
1994年 | 落合博満 | 中日ドランゴンズ | 日本ハムファイターズ |
1995年 | 広沢克己 | ヤクルトスワローズ | 阪神タイガース |
1997年 | 清原和博 | 西武ライオンズ | オリックスバファローズ |
2000年 | 江藤智 | 広島カープ | 西武ライオンズ |
2007年 | 小笠原道大 | 日本ハムファイターズ | 中日ドラゴンズ |
上記の表を見る限りでは、戦力外通告をされた村田修一選手も、次の球団であまり活躍できない気がしてしまいます。
でも、村田修一選手はスタメンを、若手選手に奪われた訳ではないから、きっと活躍してくれるでしょう。
巨人ファンとしては複雑だけど、同じセリーグの球団へ移籍して、ホームランをバンバン打ってもらいたいですね。

村田修一選手はどこの球団へ行くのか?
村田修一選手は、巨人を戦力外になったので、来季は敵になってしまうのだけど、問題なのはどの球団へ行くのかです。
現段階では、ロッテが村田修一選手にラブコールをしているので、他球団から手が上がらなければ、決まるかもしれません。
ただし、一部のウワサだと中日やヤクルトも、獲得に乗り出すのではと言われており、移籍先が決まるのはまだ先だと思います。
以前のある記事で、古巣の横浜に復帰したいと、村田修一選手が言った情報もあるけど、さすがにそれはないでしょう。
横浜側も、獲得に乗り出す姿勢を見せておらず、「うちには宮崎がいる」と言っているから、可能性はありませんね。
あくまでも自分の希望としては、ぜひセリーグの球団に入って、巨人戦でホームランを打って欲しいです。

まとめ
今回ご紹介した巨人が村田修一選手を戦力外にしたのは本当に温情だったのだろうか?は、どうだったでしょうか。
自分は、村田修一選手の戦力外を、まだ巨人の温情とは思っておらず、本当かどうか分かるのは、来季のスタメンを見てからです。
来季の内野に、若手の選手が何人か入っていた場合は、球団の姿勢を許すけど、もしそうではなかったら、許せませんね。
村田修一選手には巨人ファンとして、今まで活躍してくれたことへの感謝の気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ぜひ来季は、敵になってしまうけど、村田修一選手が大活躍して、巨人ファンと鹿取GMを悔しがらせてください。
