今年の凱旋門賞こそ、日本のホースマンの悲願が達成できるのか? 毎年のように言っているけど、やはり今年も無理なような気が・・・。
別の記事でもご紹介しましたが、サトノダイヤモンドに期待はしたいけど、データ上では今年も、日本馬にチャンスはないでしょう。
そこで今回は、第96回凱旋門賞の優勝馬を予想しますが、やはりデータだと3歳馬か4歳馬しか可能性はありません。
競馬ファンとしては、サトノダイヤモンドに優勝はして欲しいけど、馬券師としては、応援するのが精いっぱいです。
今年も日本の悲願は無理っぽいけど、果たして第96回凱旋門賞は、どの牝馬か3歳牡馬が優勝するのでしょうか?
第96回凱旋門賞の出走馬!
ゲート | 馬番 | 国 | 馬名 | 騎手 |
1 | 4 | 英 | ユリシーズ | J.クローリー |
2 | 17 | 英 | エネイブル | L.デットーリ |
3 | 5 | 仏 | クロスオブスターズ | M.バルザローナ |
4 | 14 | 仏 | ブラムト | C.デムーロ |
5 | 10 | 日 | サトノノブレス | 川田将雅 |
6 | 11 | 英 | イキートス | A.シュタルケ |
7 | 7 | 愛 | アイダホ | S.ヘファナン |
8 | 18 | 愛 | ウィンター | R.ムーア |
9 | 12 | 愛 | オーダーオブセントジョージ | D.オブライエン |
10 | 8 | 独 | チンギスシークレット | A.デフリース |
11 | 3 | 仏 | ワンフットインヘヴン | J.ドイル |
12 | 2 | 仏 | ドーハドリーム | G.ブノワ |
13 | 9 | 日 | サトノダイヤモンド | C.ルメール |
14 | 16 | 仏 | プリュマティック | M.ギュイヨン |
15 | 15 | 愛 | カプリ | W.ローダン |
16 | 6 | 仏 | シルバーウェーヴ | P.ブドー |
17 | 13 | 愛 | セブンスヘブン | P.スマレン |
18 | 1 | 仏 | ザラック | C.スミヨン |
1番人気になりそうなエネイブルは2番ゲート、サトノダイヤモンドは13番ゲート、R.ムーア騎手が騎乗するウィンターは8番ゲート。
ちょっと気になるのは、A.オブライエン厩舎の馬が、アイダホ・ウィンター・オーダーオブセントジョージの3頭が、横並びになったこと。
2016年は、A.オブライエン厩舎の3頭が1着から3着を独占しており、今年は上記の3頭を含む5頭が出走するから、注意が必要でしょう。

過去10年間のデータ!
年 | 着 | 馬名 | 国 | 性齢 | 人気 | 前走 | 着順 |
2007 | 1 | ディラントーマス | 愛 | 牡4 | 2 | 愛チャンピオンS(G1) | 1着 |
2 | ユームザイン | 英 | 牡4 | 9 | バーデン大賞(G1) | 4着 | |
2008 | 1 | ザルカヴァ | 仏 | 牝3 | 1 | ヴェルメイユ賞(G1) | 1着 |
2 | ユームザイン | 英 | 牡5 | 4 | KGVI&QES(G1) | 3着 | |
2009 | 1 | シーザスターズ | 愛 | 牡3 | 1 | 愛チャンピオンS(G1) | 1着 |
2 | ユームザイン | 英 | 牡6 | 7 | バーデン大賞(G1) | 3着 | |
2010 | 1 | ワークフォース | 英 | 牡3 | 4 | KGVI&QES(G1) | 5着 |
2 | ナカヤマフェスタ | 日 | 牡4 | 12 | フォア賞(G2) | 2着 | |
2011 | 1 | デインドリーム | 独 | 牝3 | 11 | バーデン大賞(G1) | 1着 |
2 | シャレータ | 仏 | 牝3 | 15 | ヴェルメイユ賞(G1) | 3着 | |
2012 | 1 | ソレミア | 仏 | 牝4 | 12 | ヴェルメイユ賞(G1) | 3着 |
2 | オルフェーヴル | 日 | 牡4 | 1 | フォア賞(G2) | 1着 | |
2013 | 1 | トレヴ | 仏 | 牝3 | 2 | ヴェルメイユ賞(G1) | 1着 |
2 | オルフェーヴル | 日 | 牡5 | 1 | フォア賞(G2) | 1着 | |
2014 | 1 | トレヴ | 仏 | 牝4 | 7 | ヴェルメイユ賞(G1) | 4着 |
2 | フリントシャー | 仏 | 牡4 | 11 | フォア賞(G2) | 2着 | |
2015 | 1 | ゴールデンホーン | 英 | 牡3 | 3 | 愛チャンピオンS(G1) | 1着 |
2 | フリントシャー | 仏 | 牡5 | 5 | スウォードダンサーS(G1) | 1着 | |
2016 | 1 | ファウンド | 愛 | 牝4 | 4 | 愛チャンピオンS(G1) | 2着 |
2 | ハイランドリール | 愛 | 牡4 | 9 | 愛チャンピオンS(G1) | 7着 |
まず連帯馬を国別で調べると、フランスが7回、イギリスが5回、アイルランドが4回、日本が3回、ドイツが1回。
年齢別では、3歳が7回、4歳が9回、5歳が3回、6歳が1回。
性別では、牡馬が13回、牝馬が7回。
人気別では、1番人気が4回、2番人気が2回、3番人気が1回、4番人気が3回、5番人気が1回で、6番人気から9番人気が4回、10番人気以降が5回。
前走では、愛チャンピオンSが5回、ヴェルメイユ賞が5回、フォア賞が4回、バーデン大賞が3回、KGVI&QESが2回、スウォードダンサーSが1回。
前走の着順では、1着が9回、2着が3回、3着が4回、4着が2回、5着が1回、6着以下が1回となっています。

第96回凱旋門賞の本命馬!
第96回凱旋門賞の本命馬ですが、タイトル通り牝馬か3歳馬か3歳馬しか可能性がないので、かなり該当馬は絞れるます。
さらに牡馬も牝馬も、前述でご紹介したステップレースを使っているので、違うレースを使っている馬は厳しいかも。
また前走で4着以下の馬は、2400MのG1で勝っており、すべての条件が当てはまる馬が、凱旋門賞の本命なのですが・・・。
なんと今回の凱旋門賞では、上記のデータをすべてクリアした馬が、なんと1頭もいませんでした。
そこで、今回はヴェルメイユ賞組が1頭も出て来ないので、このレースからのデータを外し本命馬を探します。
ポイントは、前走がG1(2000M以上)で、すべての馬に2400MのG1勝ちがありました。
新しいデータでの該当馬は、エネイブル、カプリ、ザラックの3頭しかおらず、普通に考えれば、エネイブルが本命でしょうね。
しかし、過去10年間のデータからだと、人気と前走を別にすれば、フランス・4歳・牡馬・前走1着の条件を満たすザラックも本命候補。
カプリは、愛ダービーを勝っているけど、過去10年間では去年のハーザンドのように相性が悪いから、本命馬からは脱落です。
馬券の買い方は、次項で説明するとして、本命馬は1番人気のエネイブル、データをクリアした数が多いザラックにします。

第96回凱旋門賞の買い目!
第96回凱旋門賞の本命馬が決まったので、あとは対抗以下の馬を見つけるだけですが、予想のポイントは本命馬とほぼ同じ。
ヴェルメイユ賞組を除くと、過去10年間のデータでは、フォア賞は別にして、すべての馬は前走が2000M以上のG1でした。
さらに、すべての馬に2200Mから2400MでG1勝ちがあり、2000M以下や2500M以上でしか、G1勝ちがない馬は苦戦。
この2つのデータで残った馬は、クロスオブスターズ・イキートス・チンギスシークレット・カプリ、この4頭。
さらに、2200MのG1勝ちは、日本馬のナカヤマフェスタだけで、この馬は2400Mのレース(オープン特別)に勝っています。
上記の5頭の中では、クロスオブスターズだけが、2400Mを一度も勝ったことがないので脱落。
あと1頭だけ脱落する馬がおり、それが愛ダービーを勝ったカプリで、愛ダービーを勝った馬は、過去10年で3着が最高着順。
結果的に残ったのは、イキートス・チンギスシークレットで、相手はこの2頭に決定だけど、不安なのは2頭ともドイツ馬なこと。
過去10年だとドイツ馬は、デインドリームの1回しかなく、信頼度があまりないのですが、果たしてどうなるでしょうか。
問題の買い目は、以下のようにしますので、もしよろしかったら参考にしてください。
- エネイブルから馬単で、イキートス・チンギスシークレットへ流す。
- エネイブルから馬連で、ザラックへ流す。

まとめ
今回ご紹介した第96回凱旋門賞はデータ上だと3歳か4歳を本命にすれば当たる!はどうでしたか。
前走のレースに該当馬がいなかったけど、それを除けば存在したので、2頭が該当したので、どちらかが優勝するでしょう。
あと、現地のオッズが分かれば、外国では売れているけど、日本では売れていない馬を、馬券に組み込むのがおすすめです。
実際に去年の香港マイルは、現地では売れていたけど、日本では売れていなかったヘレンパラゴンが、2着に入りましたからね。
予想上では、今年も日本の悲願は達成できないと思うので、来年は欧州の馬場に合う馬を、凱旋門賞に出走させてください。
