ダービーが終わると新馬戦が始まり、2018年のダービー馬を探すべく、雑誌やネットで調べている人もいるでしょう。
昔は遅めのデビューが多かったけど、最近はゆったりしたローテーションを取りたいから、比較的に早くデビューする馬も多いそうです。
そこで今回は、2018年のダービを勝ちそうな超良血の牡馬を、全部で10頭ほど厳選してご紹介します。
厩舎に所属が決まっている馬からご紹介しているので、まだ他にも候補が出てくるかもしれませんが、現状ではこの10頭がダービー馬の候補でしょう。
この10頭が新馬戦に出走したら、間違いなく1番人気になって勝つと思うので、記念馬券を買うことをおすすめします。
シルヴァンシャー(池江泰寿厩舎)
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | |
アゼリ | ジェイドハンター |
Zodiac Miss |
アメリカの年度代表馬になったアゼリは、ロイカバード、アドマイヤアゼリと2頭のディープインパクトと交配をしましたが、どちらも成績はイマイチ。
そんなアゼリの5番目の仔も、再びディープインパクトと交配をして誕生したのがシルヴァンシャーだけど、ちょっと違うのは馬主。
今までの2頭は、寺田寿男氏と近藤利一氏が馬主でしたが、今回はサンデーレーシングのクラブ馬なので、かなり期待できるのは。
三度目の正直で、今度こそアゼリの仔に活躍して欲しいから、シルヴァンシャーには兄の分まで頑張ってもらいたいです。

スーパーフェザー(友道康夫厩舎)
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | |
オーサムフェザー | Awesome of Course |
Precious Feather |
アメリカの2歳牝馬チャンピオンだったオーサムフェザーは、11戦10勝でG1を2勝もしており、繁殖牝馬としてかなり期待されています。
そんなオーサムフェザーとディープインパクトの間に生まれたのが、スーパーフェザーでセリの取引価格は、なんと約2億8千万円もしたそうです。
セリの価格がすべてではありませんが、日本とアメリカのチャンピオンの配合だから、2018年のダービー馬の候補にするのは当然。
ただし、ボクシングの階級みたいな「スーパーフェザー」と言う名前に、大物感がないのが気になってしまいます。

ブレステイキング (堀宣行)
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | |
シユーマ | Medicean |
Sichilla |
母のシユーマは、アイルランド産のG1を2勝もしており、さらに近親にも重賞勝ちをした馬が多数いる名牝の血統です。
そのシユーマとディープインパクトの間に生まれたのがブレステイキングで、名門の堀厩舎に入厩しているから、自然と期待をしてしまいます。
全兄のヘリファルテは、足元の不安がありデビューが遅かったけど、それを踏まえて今度はしっかり堀厩舎のスタッフが仕上げてくれるでしょう。
距離の不安は、全兄のヘリファルテがすでに東京の芝2400Mで勝っているので、ダービー馬の候補として問題なさそうです。

グレートウォリアー(藤原英昭厩舎)
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | |
プラウドスペル | Proud Citizen |
Pacific Spell |
母のプラウドスペルは、アメリカ産でG1を2勝(ケンタッキーオークス・アラバマS)しており、エクリプス賞最優秀3歳牝馬にも輝いている名牝。
そんなプラウドスペルの仔のグレートウォリアーは、日本のダービー馬とアメリカのオークス馬の配合なので、まさにクラシック路線にピッタリ。
兄のマジカルスペルは、まだ1勝(2017年6月25日現在)しかしていませんが、父が違うのでそんなに心配する必要はないでしょう。
馬主はサンデレーシングで、募集額の総額が1億5000万円もしているから、最低でもクラシックに出走してくれないと困りますね。

フランツ(音無秀孝厩舎)
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | |
ロベルタ | ブライアンズタイム |
グレースアドマイヤ |
2017年のダービーで1番人気に推されながら、3着に敗れたアドミラブルの雪辱を果たすと思い、音無厩舎で馬主が近藤英子氏のフランツに注目しています。
フランツの祖母は、アドミラブルの祖母と同じグレースアドマイヤで、この血統からはリンカーンやヴィクトリーが出ているから、クラシックにピッタリの血統。
さらに祖母のグレースアドマイヤの兄には、わずか3戦のキャリアでダービーを勝ったフサイチコンコルドもいるので、重賞の1つくらいは勝てそうです。
できれば、アドミラブルと同じM.デムーロ騎手に乗ってもらい、青葉賞を使うローテーションで2018年のダービーに出走して欲しいです。

ソリッドドリーム(角居勝彦厩舎)
フランケル | Galileo |
Kind | |
デインドリーム | Lomitas |
Danedrop |
2017年のフランケル産駒は牝馬が活躍しましたが、2018年は牡馬にも活躍して欲しいので、ソリッドドリームに注目です。
母のデインドリームは、凱旋門賞やキングジョージ6世&クイーンエリザベスSにも勝った名牝なので、この2頭の配合はスゴい。
普通に考えれば、日本で走るような血統ではないから、ソリッドドリームは2018年で最も期待される1頭になるかもしれません。
父は2000Mがギリギリでしたが、母は2400MのG1を5勝もしているので、ソリッドドリームがダービー馬になれるチャンスは十分あるでしょう。

タニノフランケル(角居勝彦厩舎)
フランケル | Galileo |
Kind | |
ウオッカ | タニノギムレット |
タニノシスター |
2007年のダービーを勝ったウオッカの仔は、今まで父がシーザスターズでしたが、相性が悪いと判断したのかこの産駒でフランケルに変わりました。
そんな名牝・ウオッカと、怪物・フランケルの間に生まれたタニノフランケルは、普通に考えればダービー馬の候補になるでしょう。
ただし、人気先行タイプになってしまいそうだから、兄姉が期待されたほどの活躍していないので、過度の期待はしない方が良いのかも。
ウオッカは大好きな馬だったので、タニノフランケルにはダービー馬になって欲しいし、それが無理ならせめて重賞の1勝ぐらいはして欲しいですね。
8月12日の新潟・芝1800Mでデビューするも2着!
8月12日の新潟5レース・芝1800Mで、はデビューしましたが、残念ながら2着に惜敗をしてしまいました。
9月18日の阪神・芝2000Mで勝ちました!
9月18日の阪神2レース・芝2000Mの未勝利戦で、単勝1.1倍の人気に答えて、見事1着になりました。
父はフランケルですが、走りを見る限りでは、1800Mから2400Mまで、こなせそうな感じだから、今後が期待できそうです。

ルーカス(堀宣行)
スクリーンヒーロー | グラスワンダー |
ランニングヒロイン | |
メジロフランシス | カーネギー |
メジロモントレー |
父がスクリーンヒーローで、母がメジロフランシスだったらルーカスが、G1を6勝したモーリスの弟とすぐに分かりますよね?
兄のモーリスは、デビューから堀厩舎にいなかったのですが、全弟のルーカスはデビューから堀厩舎なので、育て方に不安はありません。
血統を見ると父はジャパンカップを勝っているし、祖母のメジロモントレーは2500Mの重賞を勝っているので、2400Mの距離は問題ないでしょう。
ただし、モーリスと同じ吉田和美氏が馬主だと思っていたら、シルクが馬主らしいので、その点がちょっと気になってしまいます。
8月20日の札幌・芝1800Mでデビュー勝ち!
8月20日の札幌5レース・芝1800Mで、デビュー勝ちルーカスが、まさか2番人気だったとは驚きました。
次走の予定は、東京スポーツ杯2歳ステークスになるらしいので、クラシックへの試金石になりそうです。

レイエンダ(藤沢和雄厩舎)
キングカメハメハ | キングカメハメハ |
マンファス | |
ラドラーダ | シンボリクリスエス |
レディブロンド |
2017のダービー馬・レイデオロの全弟のレイエンダは、兄と同じ藤沢厩舎で、馬主も同じキャロットファーム。
キャロットファーム募集額の総額は7,000万円で、兄のレイデオロよりも1000万円も高くなっているのは、注目されている証拠でしょう。
兄よりも胴が少し短いらしいので、兄よりも距離に厳しいタイプかもしれませんが、なんとか2400Mは持って欲しいです。
ただし、血統が丸っきり同じ兄弟がダービーを勝ったことがないので、それを考えるとちょっと厳しいような気もしています。
新馬戦で快勝するも骨折で長期離脱!
7月30日に行われた札幌5レースの芝1800Mで、レイエンダはタイムが平凡だったけど上がりの3ハロンを「12.3 – 11.6 – 11.4」で見事1着。
しかし、レース後に両前脚を骨折していることが判明して、長期の離脱を余儀なくされてしまい、しばらく間はお休みが決まったそうです。
全治は6カ月でクラシックは絶望的!
右前副手根骨の骨折などを発症したレイエンダは、全治は6カ月と診断されて、クラシックが絶望的になってしまいました。

シンハラージャ(石坂正厩舎)
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
シンハリーズ | シングスピール |
Baize |
最後は、新種牡馬で三冠馬のオルフェーヴル産駒から、2016年のオークスを勝ったシンハライトの弟のシンハラージャに注目です。
まだオルフェーヴル産駒に、どんな特徴があるのか分かりませんが、オルフェーヴル産駒の中で一番に期待ができるのはシンハラージャでしょう。
牡馬と牝馬の違いはあるけど、姉のシンハライトは募集総額が4,400万円だったのに対して、弟のシンハラージャは父が新種牡馬でありながら募集総額が1億2,000万円。
父がディープインパクトの兄・アダムズピークは、募集総額が6,000万円だったので、シンハラージャの期待値が相当高いことが分かります。

まとめ
今回ご紹介した2018年のダービー馬を探せ!超良血の2歳牡馬たち厳選10頭!はどうでしたか?
厳選した10頭からダービー馬が出て欲しいけど、良血だからと言って簡単に勝てる訳がないので、ダービーに出走してくれるだけで十分。
個人的に最も注目しているのは、新種牡馬・オルフェーヴル産駒のシンハラージャで、どんな走りをするのかデビュー戦が待ち遠しいです。
果たして2018年のダービーに、今回ご紹介した10頭から何頭が出走して、その中からダービー馬は出るのでしょうか?
