2017年からG1へ昇格した大阪杯。
また新しくG1が増えてしまい馬券を買う機会も増えそうです。
そんな大阪杯は、まだ出走馬の確定をしていませんが、過去にG1へ昇格したレースや新設されたレースを参考に、どんな馬が来るのかを予想します。
ちなみに、1996年以降に新設・昇格したG1レースを対象にしました。
今は名前や開催日、開催場所が変わってしまったレースもあるけど、一応、初めてG1になって時点のデータを掲載しています。
全部で6レースが新設・昇格をしています。
1996年に新設されたG1・NHKマイルカップ!
着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | タイキフォーチュン | 柴田善臣 | 4 |
2 | ツクバシンフォニー | 横山典弘 | 2 |
3 | ゼネラリスト | M.ロバーツ | 7 |
昔は、NHK杯だったNHKマイルは、1996年に距離を1600Mに短縮してG1になったレースです。
第1回のNHKマイルは、4番人気のタイキフォーチュンが勝ち、2着には2番人気のツクバシンフォニー、3着には7番人気のゼネラリスト。
1番人気で藤田伸二騎手が鞍上のファビラスラフインは、14着に大敗しています。
NHKマイルの配当
番号 | 払戻金 | 人気 | |
単勝 | 7 | 1,180円 | 4 |
複勝 | 7 | 390円 | 5 |
3 | 210円 | 2 | |
1 | 510円 | 9 | |
枠連 | 2-4 | 1,870円 | 7 |
馬連 | 3-7 | 2,950円 | 11 |

1996年にG1に昇格した高松宮杯(高松宮記念)!
着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | フラワーパーク | 田原成貴 | 3 |
2 | ビコーペガサス | 横山典弘 | 4 |
3 | ヒシアケボノ | 角田晃一 | 1 |
今は高松宮記念になっていますが、昔は高松宮杯(通称・宮杯)と呼んでいたレースで、中京の芝・2000Mの印象がある人は、かなりの競馬ファンでしょうね。
そんな高松宮杯がG1に昇格したのは、1996年で距離が芝1200Mに変わり、2000年からは開催が5月から3月に変わりました。
そんなG1に昇格した高松宮杯(高松宮記念)の最初の優勝馬は、3番人気のフラワーパークで、2着が4番人気のビコーペガサス、1番人気のヒシアケボのは3着でした。
番号 | 払戻金 | 人気 | |
単勝 | 10 | 560円 | 3 |
複勝 | 10 | 150円 | 2 |
13 | 160円 | 3 | |
7 | 110円 | 1 | |
枠連 | 7-8 | 920円 | 4 |
馬連 | 10-13 | 1,540円 | 5 |

1996年に新設されたG1・秋華賞!
着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | ファビラスラフイン | 松永幹夫 | 5 |
2 | エリモシック | 河内洋 | 3 |
3 | ロゼカラー | 藤田伸二 | 7 |
以前は、エリザベス女王杯が最後の3冠目のレースだったのが、古馬牝馬に解放されたため、秋華賞を新設して3歳牝馬の3冠目のレースにしました。
第1回の秋華賞の勝ち馬は、同年に新設されたNHKマイルカップの1番人気で大敗した5番人気のファビラスラフイン。
2着は後にエリザベス女王杯を勝つエリモシック、3着はバラ一族のロゼカラー、1番人気のエアグルーヴは10着でした。
番号 | 払戻金 | 人気 | |
単勝 | 15 | 1,880円 | 5 |
複勝 | 15 | 690円 | 10 |
11 | 390円 | 3 | |
10 | 590円 | 6 | |
枠連 | 6-7 | 2,250円 | 9 |
馬連 | 11-15 | 15,500円 | 41 |

1997年に昇格したG1・フェブラリーS!
着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | シンコウウインディ | 岡部幸雄 | 6 |
2 | ストーンステッパー | 熊沢重文 | 1 |
3 | バトルライン | 横山典弘 | 2 |
フェブラリーSは、以前にG2で行われていたものを1997年にG1に昇格させたレースで、距離も開催時期も同じままなので、大きく変わったレースではありません。
勝ったのは、6番人気のシンコウウインディで、1番人気のストーンステッパーは2着、2番人気のバトルラインは3着。
熊沢重文騎手が、平地のG1で1番人気に乗るなんて、ちょっと珍しいレースですね。
番号 | 払戻金 | 人気 | |
単勝 | 8 | 1,190円 | 6 |
複勝 | 8 | 260円 | 4 |
11 | 140円 | 1 | |
7 | 150円 | 2 | |
枠連 | 4-6 | 360円 | 1 |
馬連 | 8-11 | 1,570円 | 4 |

2000年に新設されたG1・ジャパンカップダート!
着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | ウイングアロー | 岡部幸雄 | 4 |
2 | サンフォードシチー | 村山明 | 5 |
3 | ロードスターリング | J.ヴァルディヴィアJr. | 6 |
今は、中京競馬場と名前がチャンピオンズCになっていますが、最初は東京競馬場でジャパンカップダートとして開催されていました。
さらに、土曜日にジャパンカップダート、日曜日にはジャパンカップと土日にG1レースがある形態だったのですが、最近のファンは土日G1を知らないでしょうね。
第1回のジャパンカップダートの優勝馬は、4番人気のウイングアロー、2着は5番人気のサンフォードシチー、3着はアメリカから参戦した6番人気のロードスターリングでした。
番号 | 払戻金 | 人気 | |
単勝 | 6 | 580円 | 4 |
複勝 | 6 | 210円 | 3 |
1 | 350円 | 5 | |
5 | 610円 | 7 | |
枠連 | 1-3 | 1,870円 | 8 |
馬連 | 1-6 | 3,240円 | 10 |

2006年に新設されたG1・ヴィクトリアマイル!
着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | ダンスインザムード | 北村宏司 | 2 |
2 | エアメサイア | 武豊 | 3 |
3 | ディアデラノビア | 岩田康誠 | 4 |
最後は、東京の芝・1600M、古馬牝馬限定の1600Mで新設したヴィクトリアマイル。
第1回のヴィクトリアマイルを優勝したのは、エアダブリン・ダンスパートナー・ダンスインザダークを兄弟に持つ2番人気のダンスインザムード。
2着は3番人気のエアメサイア、3着は4番人気のディアデラノビア、1番人気のラインクラフトは、9着に敗れました。
番号 | 払戻金 | 人気 | |
単勝 | 1 | 390円 | 2 |
複勝 | 1 | 150円 | 2 |
18 | 170円 | 3 | |
13 | 230円 | 4 | |
枠連 | 1-8 | 760円 | 3 |
馬連 | 1-18 | 1,000円 | 3 |
馬単 | 1→18 | 1,860円 | 5 |
3連複 | 1-13-18 | 2,770円 | 8 |
3連単 | 1→18→13 | 11,650円 | 26 |

新設・昇格したG1レースからのデータ!
まず全6レースで共通しているのは、1着に1番人気が来ていないこと。
4番人気・3番人気・5番人気・6番人気・4番人気・2番人気の馬が勝っており、2017年から昇格する大阪杯でも1番人気を頭で買うのは危険でしょう。
1番人気で連帯をしたのは、フェブラリーSのストーンステッパーのみ、3着は高松宮記念のヒシアケボノのみで、あまり1番人気に期待するのは危険かもしれません。
以下は、単勝、複勝、枠連、馬連の平均配当を掲載しておくので、大阪杯の参考にして馬券の組み立てに役立てて欲しいです。
昇格・新設したG1レースの平均配当
平均払戻金 | |
単勝 | 960円 |
複勝 | 310円 |
240円 | |
370円 | |
枠連 | 1,340円 |
馬連 | 4,300円 |
最高配当は、単勝で1,880円、枠連で2,250円、馬連で15,500円、すべて秋華賞。
最低配当は、単勝で390円(ヴィクトリアマイル)、枠連で360円(フェブラリーS)、馬連は1,000円(ヴィクトリアマイル)。
大荒れだったのは、秋華賞だけなので、比較的に堅い決着になりそうので、あまり大穴を狙う必要はなさそうです。

まとめ
あくまでも、過去に昇格・新設されたG1からのデータなので、絶対的に信じる必要はありませんが、1番人気が勝っていないことは注目するべきでしょう。
イメージだと、ちょっと中穴ぐらいの馬券になりそうなので、本命は2番人気から6番人気の馬を本命にして、馬券を組み立てるのが良さそうです。
対抗は、1番人気から5番人気の間で探すのが、過去のデータからは読み取れ、3着候補が一番に穴が入りやすいので7番人気を目安にして選ぶのがおすすめです。
