第77回桜花賞は、ソウルスターリングの単勝に4,000万円以上を突っ込んだ方は、まさかレーヌミノルが優勝するとは思わなかったでしょうね。
暮れの阪神ジュベナイルフィリーズで、ソウルスターリング、リスグラシューに完敗していたので、勝つことはないだろうと思っていので、自分もかなり驚きました。
そんなゴリゴリの1番人気のソウルスターリングが3着になってしまった第77回桜花賞で、NHKマイルやオークスに注目するべき馬がいます。
NHKマイルは牡馬やマル外も出走するので、牝馬はちょっと厳しいかもしれないけど、2017年の牝馬はかなり強そうなので、注目した方が良いでしょう。
オークスの場合は、別路線組もいるので、そちらとの兼ね合いもありますが、桜花賞組からも注意した方が良い馬がいますよ。
1番人気のソウルスターリングをNHKマイルで注目する?
まさか無敗のソウルスターリングが負けるとは、かなり驚いてしまったけど、負けるときって悪いことが重なるときなのかもしれません。
馬場状態がソウルスターリングに向いていなかったこと、3回連続の長距離輸送が影響したこと、レース前に発汗が目立ったこと、見事に悪いことが重なってしまいましたね。
ルメール騎手(ソウルスターリング=3着)「馬場が(今までと)違った。たくさん手前を替えて、直線の反応が遅かった。勝ち馬と2着馬は以前(阪神JFで)負かしたことがある馬。今日は馬場コンディションが違っただけ。レース前はリラックスしていてイレ込まず、すごく良かったんだけど…」
引用:【桜花賞】1番人気ソウルスターリングまさかの3着 ルメール「馬場が今までと違った」
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血統から考えて、ソウルスターリングはオークスではなくNHKマイルカップへ向かうと思いますが、もしオークスへ向かうのなら勝つことはないでしょう。
母のスタセリタは、2400MのG1・ヴェルメイユ賞に勝っているので、問題ないのかもしれませんが、やはり父がフランケルなので2000Mぐらいがベストなのでは。
ソウルスターリングがNHKマイルカップに出走した場合は、桜花賞のような馬場にならなければ、連軸にしても大丈夫でしょう。
ただし、桜花賞でかなりのダメージを受けているはずだから、中4週でどのくらい状態が戻っているかに注意が必要です。

大敗したアドマイヤミヤビをオークスで注目する?
2番人気でかなり期待をされていたアドマイヤミヤビですが、スタートしてから行きっぷりが悪く、見せ場のないまま終わってしまいました。
鞍上のM.デムーロ騎手も言っていましたが、やはり馬場が合わなかったみたいなので、今回の負けは参考外で良いでしょう。
Mデムーロ騎手(アドマイヤミヤビ=12着)「馬場が全然合わなかった。返し馬ですごくきれいな走りだったので、大丈夫と思っていたんだけど…。ハミは1回も取らなかったし、何回もつまずいていた。3、4コーナーで少しずつ行かせようと思ったけど、行かなかった。全然伸びなかった。悲しい」
引用:【桜花賞】2番人気アドマイヤミヤビ馬場に泣き12着 Mデムーロ「ハミを一度もとらなかった」
http://www.hochi.co.jp/horserace/20170409-OHT1T50123.html
それを踏まえると、距離が延びるオークスで、アドマイヤミヤビが巻き返すチャンスは十分にあります。
血統では、父がハーツクライだから問題はないけど、母父のクロフネがちょっとだけ気になるので、心配なのはそれくらい。
ただし、アドマイヤミヤビの血統を見ると、祖母にディープインパクトの母・ウインドインハーヘアがいるので距離は大丈夫でしょう。
あとは、調教さえしっかり行っていれば、オークスでも優勝候補としてアドマイヤミヤビを押したいし、連軸だったらピッタリではないでしょうか。

2着に来たリスグラシューをオークスで注目する?
トライアルのチューリップ賞でソウルスターリングに負けるどころか、休み明けで2戦目のミスパンテールにまで負けてしまったリスグラシュー。
さすがに、ソウルスターリングよりも先着するとは思っていませんでしたが、見事に先着ができたけど、その前にはもう1頭いたんですね。
武豊騎手(リスグラシュー=2着)「スタートはそんなに良くなかったけど、意識的にいいポジションを取った。エンジンのかかりが遅いから、直線を向いたところで勝ち馬と3着馬にスッと離された。最後は詰めているけどね。惜しい競馬だった」
引用:【桜花賞】武豊騎乗のリスグラシューは2着 半馬身差の敗戦に「惜しい競馬だった」
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武豊騎手が言うように、エンジンの掛かりが遅い馬だったら、直線の長い東京競馬場はリスグラシューにとって最高の舞台なのでは。
ただし、ちょっと気になるのがリスグラシューの姉の2頭(父がゼンノロブロイとダイワメジャー)が短距離馬だと言うこと。
もしかしたら、ソウルスターリングのように2000Mぐらいがベスト(勝手に自分が言ってるだけだけど)の可能性もあるので、連軸と言うよりは押さえぐらいで良いのかも。
リスグラシューを連軸にするのは、ちょっと厳しいような気がするけど、押さえることは絶対に必要な馬でしょう。

他にNHKマイルやオークスで注目した方が良い馬は?
ミスエルテも馬場が合わなかったタイプですが、かなり気難しい馬なので、長距離輸送をするNHKマイルで連軸にするのは厳しいです。
カラクレナイは、初めての1600Mでよく頑張ったと思うけど、距離が持ってもギリギリ1600Mだと思うので、こちらもNHKマイルの連軸にはできません。
アエロリットは、後方策に出て最後の直線は外へ、展開は向かなかったけど最後は良い脚を使ったので、NHKマイルでは連軸には厳しいけど押さえは必要でしょう。
ミスパンテールは、鞍上の四位騎手が言っている通りキャリの差が出てしまったので、オークスやNHKマイルよりも秋のレースに注目した方が良いのかも。
人気上位馬や上位入線場の他だったら、桜花賞で5着だったアエロリットをNHKマイルに注目するのはどうでしょうか。

優勝したレーヌミノルをNHKマイルで注目する?
第77回桜花賞を見事に勝ったレーヌミノルでしたが、自分は距離が持っても、1400Mぐらいだろうと思い全く印を打ちませんでした。
血統的には、1600Mでも問題なかったのだろうけど、新馬戦や小倉2歳Sを見る限りでは、短ければ短い方が良いと思って人も多かったのでは?
そんなレーヌミノルが1600Mの桜花賞を勝ってしまったことで、同じ距離のNHKマイルカップでは、かなり人気を集めるでしょう。
無敗のソウルスターリングを破ったのだから、人気になって当然かもしれませんが、勝つまでは厳しいと予想しています。
NHKマイルカップを勝たないと予想した人たちも同じ意見だろうけど、まず馬場がレーヌミノルに向いていたので勝ったと思っています。
さらに、1番人気のソウルスターリングや2番人気のアドマイヤミヤビが、本来の走りを全くしていなかったことも、勝った要因に上げられます。
レーヌミノルは、直線の長い東京コースもあまり得意には思えないので、NHKマイルは押さえで買うかもしれないけど本命にはできません。
ただし、レーヌミノルがオークスへ行ったら注目するべきで。理由は距離に不安がある馬でも、桜花賞馬はオークスでそこそこ好走しているからです。
桜花賞馬のオークス成績!
年 | 馬名 | オークス着順 |
2016年 | ジュエラー | 不出走 |
2015年 | レッツゴードンキ | 10着 |
2014年 | ハープスター | 2着 |
2013年 | アユサン | 4着 |
2012年 | ジェンティルドンナ | 1着 |
2011年 | マルセリーナ | 4着 |
2010年 | アパパネ | 1着 |
2009年 | ブエナビスタ | 1着 |
2008年 | レジネッタ | 3着 |
2007年 | ダイワスカーレット | 不出走 |
穴っぽいところでは、チアズグレイス(2000年・1着)、ファイトガリバー(1996年・3着)がいます。
勝った馬は人気上位馬なので、あまり比較にならないけど、レジネッタのようなケースもあるので、レーヌミノルがオークスへ出走したら注目です。

まとめ
今回ご紹介した「オークスとNHKマイルで注目したい馬を第77回桜花賞の出走馬から予想!」はどうでしたか?
NHKマイルでは、当たり前だけどソウルスターリング、オークスではアドマイヤミヤビの2頭を桜花賞に続き注意するべきでしょう。
個人的には、5着だったアエロリットにこれからも注目しているので、NHKマイルやオークスじゃなくても、出走していたら注目してください。
あと、もし桜花賞馬のレーヌミノルが距離が長いのにオークスへ出走して来たら、3着だったら可能性があるかもしれないので注意は必要ですよ。
