第62回有馬記念は、キタサンブラックの取捨が、ポイントになりそうで、どうするか迷っている人も多いのでは。
普通に考えたら、勝つのは無理だとしても、3着以内には来そうな雰囲気ですが、過去のデータでは違いました。
過去10年間のデータから、キタサンブラックが勝つか調べた結果、なんと勝率が0%になったんです。
穴党の人には、喜ばしいデータなので、ぜひ参考にしてもらい、有馬記念の予想にお役立てください。
本命党の人は、信じなくても大丈夫ですが、データを見たら、少しだけで、信じるかもしれませんよ。
有馬記念でファン投票1位だった馬の成績!
年度 | ファン投票1位の馬 | 着順 |
2016年 | キタサンブラック | 2着 |
2015年 | ゴールドシップ | 8着 |
2014年 | ゴールドシップ | 3着 |
2013年 | オルフェーヴル | 1着 |
2012年 | オルフェーヴル | 不出走 |
2011年 | ブエナビスタ | 7着 |
2010年 | ブエナビスタ | 2着 |
2009年 | ウオッカ | 不出走 |
2008年 | ウオッカ | 不出走 |
2007年 | ウオッカ | 不出走 |
過去10年で、ファン投票1位だった馬の成績は、10回中6回の出走で、1着・2着・3着がそれぞれ1回のみ。
不思議なことに、ウオッカは3回だったけど、あとの馬はすべて2回連続で、ファン投票が1位。
さらに、2回連続でファン投票1位、さらに2回とも出走している馬は、ブエナビスタとゴールドシップ。
この2頭は、1回目のファン投票1位で出走したら、それぞれ2着と3着で、ともに馬券圏内。
しかし、2回目のファン投票1位で出走したら、7着と8着になり、ともに5つ着順と落としている。
過去10年間なので、2回のデータだが、今年のキタサンブラックは7着になると、このデータから読み取れます。

有馬記念が引退レースだった1番人気の成績!
年度 | 1番人気で引退した馬 | 着順 |
2015年 | ゴールドシップ | 8着 |
2013年 | オルフェーヴル | 1着 |
2008年 | ダイワスカーレット | 1着 |
過去10年で、1番人気になり引退した馬は、ダイワスカーレット、オルフェーヴル、ゴールドシップの3頭のみ。
その成績は、ダイワスカーレットがオルフェーヴル優勝しており、先ほどとは、逆のデータになってしまった。
引退した年の成績は、ダイワスカーレットが(1.1.0.0)、オルフェーヴルが(2.1.0.0)、ともに連帯率100%。
連対を外したゴールドシップは、(2.0.0.3)で、連帯率が100%ではりません。
キタサンブラック成績は(3.0.1.1)。連帯率が100%ではなく、さらに、連帯した2頭よりレースを使っている。
1着だった2頭との共通点がないので、このデータからも、キタサンブラックは、優勝できないと読み取れます。

天皇賞を同年に春秋制覇した馬の成績!
年度 | 天皇賞を春秋制覇した馬 | 着順 |
2007年 | メイショウサムソン | 8着 |
2000年 | テイエムオペラオー | 1着 |
同年に天皇賞を春秋制覇した馬は、該当馬が少ないので、過去20年間にさかのぼり見ると、2頭がいました。
メイショウサムソンが8着、テイエムオペラオーが1着、勝敗は1勝1敗なので、データとしては不十分。
ただし、有馬記念を勝ったテイエムオペラオーのその年の成績は、7戦7勝だったので、ちょっと次元が違うかも。
ちなみに、メイショウサムソンは、(3.1.1.0)で4着以下がないけど、掲示板にすら載れませんでした。
データが少ないけど、同年に天皇賞を春秋制覇した馬でも、キタサンブラックは、優勝できないと読み取れます。

去年が年度代表馬だった馬の成績!
年度 | 年度代表馬 | 翌年の有馬記念 |
2015年 | モーリス | 不出走 |
2014年 | ジェンティルドンナ | 不出走 |
2013年 | ロードカナロア | 不出走 |
2012年 | ジェンティルドンナ | 不出走 |
2011年 | オルフェーヴル | 不出走 |
2010年 | ブエナビスタ | 7着 |
2009年 | ウオッカ | 不出走 |
2008年 | ウオッカ | 不出走 |
2007年 | アドマイヤムーン | 不出走 |
2006年 | ディープインパクト | 不出走 |
過去10年間のデータだと、前年度の年度代表馬が、有馬記念に出走した例は、わずか2010年のブエナビスタのみ。
そのブエナビスタは、7着に敗れていることから、前年度の年度代表馬は、連帯するのが厳しそうです。
ただし、これが過去20年だと、ちょっとデータが違っているので、それをどう考えるかでしょうね。
過去20年まで振り返った場合
年度 | 年度代表馬 | 翌年の有馬記念 |
2005年 | ディープインパクト | 1着 |
2004年 | ゼンノロブロイ | 8着 |
2003年 | シンボリクリスエス | 不出走 |
2002年 | シンボリクリスエス | 1着 |
2001年 | ジャングルポケット | 7着 |
2000年 | テイエムオペラオー | 5着 |
1999年 | エルコンドルパサー | 不出走 |
1998年 | タイキシャトル | 不出走 |
1997年 | エアグルーヴ | 5着 |
1996年 | サクラローレル | 不出走 |
過去20年まで振り返ると、シンボリクリスエスとディープインパクトの2頭が、見事に1着になっています。
さらに、この2頭は有馬記念を勝った年も、年度代表馬になっており、2年連続での受賞です。
今年の候補を見ると、仮にキタサンブラックが有馬記念に負けても、年度代表馬になりそうで、2年連続は確実。
それを踏まえると、過去20年の場合は、2年連続で年度代表馬になれるキタサンブラックは、優勝できると読み取れます。

まとめ
過去20年を振り返れば、シンボリクリスエスとディープインパクトの例があるけど、あくまでも今回は過去10年のデータ。
それに過去20年では、今とレースの格や時期が変わっており、正確とは言えず、参考程度に考えるべきでしょう。
過去10年間では、どのデータを見ても、キタサンブラックには不利で、勝率は0%と言って間違いありません。
ただし、現段階の出走馬を見ると、キタサンブラックのライバルは、シュヴァルグランとスワーヴリチャードぐらい。
普通に、有馬記念を予想をするなら、相手関係を考えると、キタサンブラックを連軸にするのが、良さそうですけどね。
