2017年の凱旋門賞も、日本の悲願は達成ならず、サトノダイヤモンドが15着、サトノノブレスが16着に終わりました。
予想通りの結果ではあったけど、やはり勝ったエネイブルのように、斤量が軽い3歳の牝馬を連れて行かないと、勝ち目はないのかも。
そこで今回は、2018年に行われる凱旋門賞に挑戦して欲しい牝馬を、全部で10頭ほどご紹介しますが、やはり3歳が良いでしょう。
そもそも、初勝利を挙げられるのか不安だけど、すでに勝ち上がっている馬もいるから、順調に勝ち進んで夢を見させて欲しいです。
凱旋門賞は、2018年で97回目なるけど、できれば2021年の100回目までに、日本馬の名前を刻めるよう頑張ってください。
2017年も惨敗で終わりました!
フランスの女神はどこまでも意地悪だ。日本トップクラスのエンジンを搭載するサトノダイヤモンドがシャンティイの直線でもがき苦しんだ。早々と抜け出した英国の3歳牝馬エネイブルに10馬身以上離されての15着。「コンディションは(前走より)パワーアップした感じだったが、直線に入って反応がよくなかった」。レース後、ルメールはそう振り返った。
引用:【凱旋門賞】サトノダイヤモンド、惨敗15着…ルメール騎手「反応よくなかった」
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171002-00000063-sph-horse
第97回凱旋門賞には、サトノダイヤモンドとサトノノブレスの2頭が出走しましたが、やはり今年も勝利の女神は、微笑みませんでした。
敗因は、馬場状態の悪さもあるでしょうが、仮にパンパンの良馬場だっとしても、果たしてサトノダイヤモンドが勝てたかどうか。
凱旋門賞は、世界最高のレースと言っている訳だから、100%の状態で挑戦しないと、勝つことは厳しいのでしょうね。
馬の状態・騎手・馬場状態・ゲート番号・展開、すべての条件がそろったとき、日本馬が勝てるのかもしれません。
必ず次回も、また別の馬が凱旋門賞に挑戦してくれるだろうけど、すべての条件がそろえば、凱旋門賞を勝てるのではないでしょうか。

やはりローテーションを考えるべきでは?
凱旋門賞のステップレースとして、3歳牡馬はニエル賞を使い、4歳以上の牡馬はフォア賞を使うことが多いですよね。
でも、このパターンで結果が出ていないから、そろそろローテーションを考え直すべきなのではと、自分は思っています。
エルコンドルパサーのように、長期滞在して凱旋門賞に挑むか、ハープスターのように、札幌記念から凱旋門賞の方が良いのでは。
できれば、長期滞在して環境や調教施設に慣れた方が良いけど、果たしてそれだと、純粋に日本の調教馬と言えるのか疑問。
国内である程度を仕上げてから、フランスへ行く方が、馬に合っているような気がしますが、素人が言っても説得力はありませんけどね(笑)。

ポイントは凱旋門賞で結果を残した馬の産駒!
今回ご紹介する10頭は、凱旋門賞で好走した経験のある血統から見つけており、7頭はオルフェーヴル産駒になっています。
残りの2頭は、インブリードが面白かったフランケル産駒だけど、持込み馬になってしまうから、ちょっと微妙かもしれません。
最後の1頭は、そのまんまオルフェーヴルなので、できれば池添謙一騎手を乗せて、凱旋門賞に挑戦して欲しいです。
まだ出走していない馬もおり、現実的に可能性はかなり低いだろうけど、血統を見てしまうと、期待する人が多いのでは。
あとエネイブルもそうでしたが、やはり3歳の牝馬が有利だから、2018年で3歳になる牝馬を、厳選してご紹介します。

ロックディスタウン
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
ストレイキャット | Storm Cat |
ローミンレイチェル |
1頭目は、現時点で2勝しているロックディスタウンで、札幌の馬場で勝っていることから、欧州の馬場にも適応できそうです。
母系を見ると、2004年に年度代表馬になったゼンノロブロイも出て来るから、日本で走る分には血統的の問題はないでしょう。

アドラータ
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
アドアード | Galileo |
Sudden Hope |
2頭目は、母系に2016年の凱旋門賞で、1着から3着を独占したガリレオの血が、母父に入っているアドラータ。
母のアドアードは、アイルランド産なので、欧州の馬場にも適応できるでしょうから、早く新馬戦で見たいですね。

シュネッラー
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
ロイヤルインパクト | ディープインパクト |
シーキングロイヤル |
3頭目は、現時点でどこの厩舎に入るのかもわからないシュネッラーで、やはり注目したいのが母父のディープインパクト。
父が凱旋門賞を2着2回、母父が凱旋門賞を3着(正確には失格だけど)なので、血統だけ見ると、かなり期待してしまいます。

ハーズシャドウ
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
アスピリンスノー | エルコンドルパサー |
スキーパラダイス |
4頭目は、セレクトセールで2,700万円だったハーズシャドウで、こちらも注目しているのは、母父のエルコンドルパサー。
さらに、母の母は1600Mであるけど、ムーランドロンシャン賞を勝っているスキーパラダイスだから、馬場は全く問題ないでしょう。

プリメラビスタ
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
ビワハイジ | Caerleon |
アグサン |
5頭目は、兄や姉にG1馬がたくさん存在しているプリメラビスタで、この血統でぜひ凱旋門賞へ挑戦して欲しいです。
管理しているのは池添学厩舎だから、主戦を兄の池添謙一騎手にして、日本の悲願を達成してくれたら、かなり感動しちゃいますね。

ボードウォーク
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
ハーマジェスティ | ラムタラ |
リザーブシート |
6頭目は、血統をちょっと見ただけで、凱旋門賞に挑戦して欲しくなるボードウォークで、やはり注目は母父のラムタラ。
オルフェーヴルとラムタラの血が入った馬が、凱旋門賞に挑戦するだけでも、競馬ファンだったら感動するでしょうね。

レーヌアグリュム
オルフェーヴル | ステイゴールド |
オリエンタルアート | |
ライムライトII | Dalakhani |
Last Second |
7頭目は、母父のダラカニが凱旋門賞を勝っているレーヌアグリュムで、こちらも血統だけだと欧州の馬場は合うでしょう。
ただし、問題なのは兄や姉が全く走っておらず、全姉のゴールドステイトは、未勝利で引退したから、ちょっと心配です。

モトカ
Frankel | Galileo |
Kind | |
Sasuela | Dashing Blade |
Sacarina |
8頭目は、マル外なのでちょっと微妙だけど、血統を見ると欧州で流行しているらしい、サドラーズウェルズのインブリードに注目。
凱旋門賞馬のエネイブルも、サドラーズウェルズのインブリードを持っており、モトカは3×4なので、ちょっと期待してしまいます。

ハーフムーンIIの2015
Frankel | Galileo |
Kind | |
ハーフムーンII | Duke of Marmalade |
Quarter moon |
9頭目は、まだ名前すら決まっておらず、あまりの血の濃さに出走すら危うい、フランケル産駒のハーフムーンIIの2015。
本馬は、サドラーズウェルズ3×3、デインヒルの3×3を持っており、かなり危険な配合だけど、もしかしたら大化けの可能性があるかも。

デルニエオール
ステイゴールド | サンデーサイレンス |
ゴールデンサッシュ | |
オリエンタルアート | メジロマックイーン |
エレクトロアート |
最後の10頭目は、オルフェーブルの全妹にあたるデルニエオールで、現時点ですでに勝ち上がっています。
池江泰寿厩舎で、サンデーレーシングだから、凱旋門賞へ挑戦する可能性があり、なんとかG1を勝って出走して欲しいです

まとめ
今回ご紹介した2018年の第97回凱旋門賞に挑戦する牝馬はこの10頭の中にいる!はどうでしたか。
血統に詳しい訳じゃないので、安易すぎるチョイスだったかもしれないけど、やはり母系に欧州の血が入っていた方が良いのでは。
現時点だと、ロックディスタウンに一番の可能性が秘めているので、オークスを勝つようだったら、ぜひ挑戦して欲しいです。
あとは、プリメラビスタにも期待をしてしまいますが、まずは1勝することが重要なので、新馬戦を勝ってからでしょうね。
現実的には、どの馬もかなり厳しいだろうけど、この中から凱旋門賞へ挑戦する馬がいたら、うれしくて涙が出ちゃうかもしれません。
