がんばれノリと蛯名!JRAの改革で兼業エージェントが禁止になる!

競走馬競馬コラム
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3月18日、19日、20日は、競馬が3日間開催だったけど、ベテラン騎手の騎乗数が激減していたのを知っていますか?

実は、蛯名正義騎手と横山典弘騎手の騎乗馬が、かなり減っていたんです。

なんで減ったかは、JRAがやろうとしてる、エージェント制度の改革が原因と言われています。

本当にJRAが、エージェント改革をするなら問題ないけど、このまま棚上げしてしまうと、蛯名正義騎手と横山典弘騎手はピンチでしょうね。

果たして、JRAがやろうとしてる大改革は成功するのでしょうか?

それとも、批判が多くて失敗するのでしょうか?

JRAがやろうとしている大改革とは?

JRAがやろうとしている大改革と言うのが、騎手の騎乗馬を管理してるエージェントに対して、トラックマンの兼業を禁止すること。

自分が競馬を始めた頃は、まだエージェントがメジャーではなくて、有名なところでは岡部幸雄騎手などが使っていたのを覚えています。

確か、競馬研究(現・研究ニュース)の松沢昭夫氏がエージェントとして、活躍していたはずですが、今では大半の騎手がエージェント制度を使っています。

そんなエージェントに対して、JRAはトラックマンとの兼業を禁止する改革をするようだけど、これが現実になるのでしょうか?

現実味がない理由の一つとして、大半のエージェントはトラックマンとの兼業をしており、どちらかを選ぶ必要に迫られたら、間違いなくトラックマンを選ぶでしょう。

そうなれば、エージェントの数が足りなくなってしまい、騎手も調教師も騎乗馬で、大変なことになってしまう気がするんです。

逆に言えば、エージェントだけで生活ができるようになれば、兼業の禁止をしても良いとは思うんですけどね。

自分の予想としては、エージェント改革は難しいと思っているけど、実際はかなり現実的に改革するらしく、その証拠として関東のベテラン騎手がエージェントとの契約を解除。

この2人がエージェントとの契約を解除したことで、さらに他の騎手もエージェントの契約を解除して、JRAの思惑通りになりそうな雰囲気です。

キシ
専業のエージェントはリスクが多すぎるでしょうね。だって、その騎手が引退したり、成績が上がらなくて騎乗数が減れば、自分の収入も減りますからね。

蛯名正義騎手と横山典弘騎手が激減!

JRAのホームページから騎乗依頼仲介者一覧が見られますが、なんと蛯名正義騎手と横山典弘騎手の欄に、エージェントの名前がありません。

蛯名正義騎手と横山典弘騎手は、JRAがやろうとしてる大改革に従う形で、エージェントとの契約を解除したらしいんです。

他のサイトなどで話題に上がっていますが、3月18日、19日、20日は3日間の開催があったのに、この二人の騎乗数が少なくて、かなり驚いてしまいました。

3月18日、19日、20日の蛯名正義騎手の騎乗馬

騎乗日R馬名レース名
3月19日9Rセイクレットレーヴ幕張ステークス 4歳上1600万下
3月20日1サンコロナ3歳未勝利
3月20日2サーブルノワール3歳未勝利
3月20日7トーホウスペンサー4歳上500万下
3月20日11トーホウアイレスフラワーカップ 3歳オープン

ちなみに、1週間前の蛯名正義騎手の騎乗数は、3月11日の土曜日が6鞍、3月12日の日曜日が6鞍、合計で12鞍の騎乗がありました。

それが今週になって、1日の騎乗数にも届かない、わずか5鞍しか騎乗をしていません。

エージェントの問題と関係しているのか分からないけど、2017年の蛯名正義騎手は勝ち星に恵まれず、3月20日終了時点でわずか5勝止まり。

3月18日、19日、20日の横山典弘騎手の騎乗馬

騎乗日R馬名レース名
3月19日1グレイスニコ3歳未勝利
3月19日4シグネットリングメイクデビュー中山 3歳新馬
3月19日5バレッティ3歳未勝利
3月19日6ミッキーワイン3歳500万下
3月19日8トーセンアルバータ4歳上500万下
3月20日11ディーズプラネット夢見月ステークス 4歳上オープン

ちなみに、1週間前の横山典弘騎手の騎乗数は、3月11日の土曜日が4鞍、3月12日の日曜日が9鞍、合計で13鞍の騎乗がありました。

前述の蛯名正義騎手と同じように、横山典弘騎手も明らかに、騎乗数が減っているのが分かります。

横山典弘騎手は、3月20日終了時点で10勝をしていますが、関東のリーディングではトップ10位以内だけど、全国では20位以内にも入っていません。

キシ
蛯名正義騎手と横山典弘騎手は、JRAの意向に沿ってエージェントとの契約を解除したのかも。それが本当なら、早くエージェント制度の改革をするべきでしょうね。

エージェント改革は実現ができるのか?

先陣を切って、蛯名正義騎手と横山典弘騎手はエージェントとの契約を解除しましたが、騎乗数を見ると明らかに1週間前より減っているのが分かります。

蛯名正義騎手と横山典弘騎手は説明する必要のないトップジョッキーだけど、この2人のようなトップジョッキーでエージェントを付けていない騎手は一人もいません。

失礼な言い方だけど、あの藤田七菜子騎手にも川島康孝氏と言うエージェントが付いているので、果たして、このまま2人はエージェントを付けないのでしょうか。

ちなみに、藤田七菜子騎手が契約している川島康孝氏は、元トラックマンであるけど、現在はフリーだから兼業には引っ掛らないみたいです。

他の有力な騎手にも当然ですが、トラックマンと兼業をしているエージェントが多いので、そんなに簡単に兼業を禁止することが可能なのか。

JRAとしては、エージェントがトラックマンとの兼業をすることで、公平性を欠いていると思っているから禁止にしたいのはよく分かります。

でも、今までそれをずっと見て来ている側からすれば、「今さらかよ!」とも言いたくなるし、それを含めて競馬だから、現状のままで良いのではとも思ってしまいます。

それに「公平性を欠いている」と言うならば、エージェントじゃなくて、降着基準の方がよっぽど公平性を欠いていると思いますけどね。

まさか蛯名正義騎手と横山典弘騎手の2人を見殺しにして、現状のままのエージェント制度を維持することはないだろうけど、JRAはいつエージェント制度を改革するのでしょうか?

キシ
いきなり「来週から兼業エージェントは禁止!」とは無理でしょうね。でも、そんなこと言っていると、あっと言う間に来年になっちゃうんですけどね。

まとめ

今後の蛯名正義騎手と横山典弘騎手の騎乗数に注目が集まりそうですが、もしこのままずっと騎乗数が少ないままだったら、早くJRAはエージェント改革をするべきです。

そうじゃないと、蛯名正義騎手と横山典弘騎手が、ちょっと可哀想な気分になってしますし、他の騎手もこの2人のマネをしようとは思わないでしょうね。

自分としては、現状のエージェント制度で問題ないと思っているけど、JRAは「公平性を欠ける」と言う理由で改革をしたいんだろうなぁ。

でも、前にも書いたけど、エージェント制度の改革をする前に、降着基準の見直しをする方がよっぽど公平性を保てると思うのは自分だけ?

果たして、蛯名正義騎手と横山典弘騎手はこのままエージェントを付けないままなのか、それとも専業のエージェントを探すのか、しばらくは注目をしたいです。

競馬ファンのみなさんは、「公平性を欠ける」と言う理由で、現状のエージェント制度に不満を持っていますか?

キシ
先手を打って、エージェントとの契約を解除した、蛯名正義騎手と横山典弘騎手の2人が正しかったのかは、JRAの改革次第でしょうね。JRAが本気じゃなかったら、この2人はどうするんだろう?

追記.

早速、3月25日、26日の蛯名正義騎手と横山典弘騎手の騎乗馬を確認したのですが、どちらも先週より増えていることが分かりました。

蛯名正義騎手の場合は、土曜日の日経賞のディーマジェスティを筆頭に5鞍、日曜日はマーチSのハッピースプリントを含めた9鞍の合計14鞍に騎乗します。

先週の騎乗数が何だったのかと言うくらい、今週の騎乗数が多いのでエージェントがいてもいなくても、あまり変わらないみたいです。

横山典弘騎手の場合は、土曜日の日経賞のナスノセイカンを筆頭に5鞍、日曜日はマーチSのコクスイセンを含めた4鞍の合計9鞍に騎乗。

蛯名騎手よりも騎乗数は少ないですが、先週よりも騎乗数が多いし、重賞にも騎乗しているので、横山典弘騎手もエージェントがいなくても大丈夫でしょう。

この2人だけですが、エージェントがいなくても、しっかり騎乗馬を得られているので、兼業の禁止をしても問題なさそうです。

キシ
エージェントがいるのに、田中勝春騎手の土曜日の騎乗馬が、中京でたった1鞍はかなり問題がありそう。
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