巨人では、トレードやFA移籍で、背番号が変わる選手がすでに出ているし、今度も出て来るでしょう。変わった背選手たちは、新しい背番号になって、心機一転な気持ちで、新しいシーズンを迎えようと思っているはず。でも、背番号が変わって、必ずしも良いシーズンが迎えられる訳ではありません。特に、以前に付けていた背番号よりも、悪い番号に変わった選手たちは、チームからの期待度が下がった証拠でもあるので、新しいシーズンで、出番が減る可能性もあります。そこで、背番号が変わった選手たちで、どの選手が活躍しそうなのかを予想します。
藤村大介選手(0番→57番)
藤村大介選手は、2012年から付けていた背番号0番を、ドラフト1位の吉川尚輝選手に、譲ることが決まりました。
2011年に、盗塁王も取ったので期待をされていたけど、ここ3年くらいの成績を見ると、一ケタの背番号の選手の活躍ではないですね。
かなり期待をしていたから、背番号0番を与えたのでしょうが、2016年の成績を見る限りでは、変えられても仕方がありません。
試合数 | 打率 | 盗塁 | 本塁打 | 打点 | |
1軍 | 5 | 000 | 0 | 0 | 0 |
2軍 | 81 | 233 | 10 | 21 | 13 |
本来なら、すぐ新しい背番号が決まるはずなのに、まだ決まっていないと言うことは、もしかしたら、他にも獲得する選手の関係で、決まらないのかもしれません。
以前の記事にも書きましたが、藤村大介選手は巨人でもトップクラスの足の速さだから、引退した鈴木尚広選手の背番号12番を付けて欲しいと思っています。
足の速さだったら、鈴木尚広選手のように代走として活躍できる可能性があるので、2017年は藤村大介選手の足に注目したいです。
追記.背番号が決定!
ついに、藤村大介選手の背番号が決まったのですが、なんと57番だそうです。
この背番号から考えて、巨人の首脳陣は、藤村大介選手を鈴木尚広選手のように育てる気はないみたいです。
0番から57番は、会社で言えばかなりの降格なので、正直、2017年シーズンは、藤村大介選手にとって勝負の年になるでしょう。
足が速いので、なんとか自慢の足を生かしたプレーをして、1軍に定着できるよう頑張って欲しいです。

脇谷亮太選手(2番→12番)
陽岱鋼選手が背番号2番をつけることに伴い、脇谷亮太選手の背番号が12番に変更されました。
鈴木尚広選手の引退で、空き番号の12番を誰が付けるのか注目してたけど、まさか脇谷亮太選手が付けるとは思わなかったです。
背番号12番は、新人選手や移籍選手など誰も付けていなかったから、どうしてだろうと思っていたけど、もしかして、陽岱鋼選手が加入したときのことを考えて、空き番号にしていたのかもね。
それを考えると、当初から陽岱鋼選手が加入したら背番号2番を付けさせて、脇谷亮太選手を12番に変更するプランがあったのでしょう。
ちなみに、以下が脇谷亮太選手の2016年の成績ですが、FAで獲得した選手がこの成績だと正直に言って情けない。
試合数 | 打率 | 盗塁 | 本塁打 | 打点 | |
1軍 | 54 | 157 | 0 | 1 | 7 |
2軍 | 41 | 265 | 1 | 2 | 13 |
2軍ではそこそこ打っているけど、1軍ではかなりヒドい成績で、2017年も専門のセカンドは供給過多だから厳しい1年になりそう。
2017年は、鈴木尚広選手のように代走の切り札として使われるのか、それとも2016年と同じような使われ方をするのか、どちらにしても背番号に恥じない成績を残して欲しいです。

桜井俊貴選手(21番→36番)
2015年のドラフト1位の桜井俊貴選手が、1年で背番号を変えられるとはかなりの驚きでした。
入団1年目で、活躍できないドラフト1位の選手はたくさんいると思うので、桜井俊貴選手がちょっとかわそうです。
成績に関しては、1軍で登板してすぐに右肘の張りが出てしまい、シーズンを棒に振ってしまったので、大目に見て上げても良かったのでは?
試合数 | 投球回数 | 勝敗 | 防御率 | |
1軍 | 1 | 1 | 0勝1敗 | 8.31 |
2軍 | 1 | 1 | 1勝0敗 | 0.00 |
桜井俊貴選手が付けていた背番号21番は、日ハムからトレードで移籍してきた、吉川光夫選手が付けますが、13番が空いていたから、そっちを付ければ良かったと思います。
背番号36番は、長嶋一茂選手のイメージがいまでもあるので、投手に付ける背番号ではないから、もっと投手らしい背番号にして欲しかった。
宮崎秋季キャンプでは、韓国ハンファ相手に、完全投球をしており、ケガからの回復も順調みたいなので、2017年シーズンは、最低でも1勝はしてくれるでしょう。
桜井俊貴選手はケガが完治していれば、ドラフト1位の片鱗を見せてくれると信じています。

中井大介選手(36番→61番)
中井大介選手は、桜井俊貴選手に背番号を明け渡す形になり、以前に付けていた61番に逆戻り。
毎年、期待される選手として名前があがる桜井俊貴選手ですが、2016年も期待通りの成績は残せませんでした。
1軍では仕方ないとしても、2軍の成績がこれでは、背番号を変えられてしまいますね。
試合数 | 打率 | 盗塁 | 本塁打 | 打点 | |
1軍 | 43 | 196 | 0 | 0 | 4 |
2軍 | 46 | 283 | 0 | 1 | 13 |
日ハムにトレードされたのは大田選手でしたが、もしかしたら、中井大介選手もトレードの対象選手だったのでは?
巨人の内野は、セカンドくらいしか空きがなく、さらにライバルが多いので、中井大介選手の場合、2017年シーズンは外野にも挑戦するらしいです。
ただし、外野だって熾烈なレギュラー争いが続いているので、2016年シーズンと同じような結果になると予想しています。

ポレダ選手(49番→不明)
日ハムからトレードで移籍してきた、石川慎吾選手が49番を付けることになり、ポレダ投手の背番号も変わるそうです。
まだ、2017年シーズンがどうなるか分からないので、なんとも言えませんが、ケガが完治しないままだったら、退団してしまうでしょうね。
年度 | 試合数 | 投球回数 | 勝敗 | 防御率 |
2015 | 24 | 147 | 8勝8敗 | 2.94 |
2016 | 5 | 27 | 1勝3敗 | 2.94 |
2015年の成績ぐらい活躍をしてくれるのなら、2017年シーズンも、引き続きポレダ選手と契約する可能性は残っています。
でも、外国人選手の場合は、ケガが完治するまで待つことはないので、現状はかなり厳しいから、来季は巨人にいないかなぁ。

河野元貴選手(53番→94番)
河野元貴選手が付けていた背番号53番は、2016年・ドラフト5位の高田萌生選手が付けることになりました。
ポジションが捕手の河野元貴選手は強肩が売りのですが、1軍の経験は2013年だけで、ここ3年はずっと2軍暮らしのままで、2016年は以下の成績でした。
試合数 | 打率 | 盗塁 | 本塁打 | 打点 |
41 | 172 | 0 | 1 | 4 |
この成績では、背番号を新人の選手に取られてしまうのは、仕方がありません。
巨人は、若手の捕手が育っていないので、河野元貴選手にもチャンスがあるのですが、強肩が売りでも1軍で使ってもらえないのは、リードと打撃に問題があるのでしょうね。

和田恋選手(61番→67番)
和田恋選手は、まだ1軍での出場機会がないですが、2015年の秋季キャンプで、高橋由伸監督に期待されていた選手の一人だったはず。
それなにの、玉突き(桜井選手が21番→36番、中井選手が36番→61番)で、背番号が変わってしまいした。
2軍での成績は以下だったのですが、これだったら背番号を変えられても仕方がないでしょうね。
試合数 | 打率 | 盗塁 | 本塁打 | 打点 |
81 | 239 | 4 | 2 | 24 |
もともと内野手の和田恋選手は、2017年シーズンから外野にも挑戦するそうなので、秋季練習で外野の練習をしているそうです。
高校通算で55本のホームランを打っているだけに、当れば大きいのが期待できるみたいだけど、前述の中井選手も外野に挑戦するから、2016年の成績を見ると、かなり厳しいかなぁ。
和田恋選手は、来季で4年目だから、そろそろ1軍デビューを果たして、巨人ファンに名前を覚えてもらえるよう頑張って欲しいです。

鬼屋敷正人選手(64番→95番)
鬼屋敷正人選手は、強肩が有名な捕手なのですが、1軍での試合経験はわずか2試合のみ。
入団当初から付けいていた背番号64番を、7年目して剥奪されて、95番になってしまいました。
ハッキリ言って、95番の選手に巨人が期待をしているとは思えないので、2017年に結果を残さないと戦力外通告をされる可能性がありそうです。
ちなみに、2軍では過去最多の55試合に出場したのに、背番号を変えられてしまうなんて、選手として見込みが薄いと言うことなのでしょうか?
試合数 | 打率 | 盗塁 | 本塁打 | 打点 |
55 | 237 | 3 | 1 | 14 |
2016年の2軍は優勝をしているので、55試合も出場しているなら、期待されても良いはずなのに、選手層の厚さが原因かもしれませんね。
それに、いくら強肩でもリードの面がダメでは1軍では使えないし、現在の正捕手・小林誠司選手も肩が良いので、小林誠司選手の弱点である打撃に磨きを掛けるしかなさそうです。

まとめ
2017年のシーズンで、一番に活躍の期待ができるのは、投手の桜井俊貴選手でしょう。
藤村大介選手の場合は、鈴木尚広選手のように代走に専念するなら、活躍する可能性があるかもしれません。
他の選手は、2016年の成績や選手層の厚さから、かなり厳しいだろうけど、チャンスはある思うので、自分の予想を裏切る活躍をして欲しいです。
1軍で活躍して優勝に貢献してくれ!藤村大介選手!桜井俊貴選手!中井大介選手!河野元貴選手!和田恋選手!
