ジャパンカップは、日本で初めて国際指定された記念すべきレースなのに、最近の外国馬のレベルはちょっとヒド過ぎる。20年前に比べたら、こんなのジャパンカップなんて言えません。以前は、凱旋門賞馬やブリーダズカップターフの勝ち馬が来ていたのに、ここ数年はビッグタイトルを勝った馬って、ジャパンカップに来ていたのでしょうか?今からでも遅くないので、有力な外国馬がたくさん来てくれるような国際レースにするために、日程の変更をした方が良いのではないですか?
20年前の第16回ジャパンカップに来た外国招待馬!
枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
1 | 1 | ストラテジックチョイス | R.クィン |
2 | ゴーゴーゼット | 村本 善之 | |
2 | 3 | タイキフォーチュン | 柴田 善臣 |
4 | ファビラスラフイン | 松永 幹夫 | |
3 | 5 | セイントリー | D.ビードマン |
6 | バブルガムフェロー | 岡部 幸雄 | |
4 | 7 | ペンタイア | M.ヒルズ |
8 | サクラケイザンオー | 横山 典弘 | |
5 | 9 | エリシオ | O.ペリエ |
10 | アワッド | C.マッキャロン | |
6 | 11 | フラッグダウン | J.A.サントス |
12 | ダンスパートナー | 四位 洋文 | |
7 | 13 | カネツクロス | 的場 均 |
14 | シングスピール | L.デットーリ | |
8 | 15 | ユウセンショウ | 河内 洋 |
16 | ヒシナタリー | 角田 晃一 |
今から20年前のジャパンカップは、国際G1レースの名に恥じない、華やかなメンバーがそろいました。
そんな1996年の第16回を勝ったのは、L.デットーリ騎手が鞍上のシングスピール。
シングスピールは、G1勝ちがカナディアンインターナショナルだけでしたが、パリ大賞、エクリプスS、コロネーションC、ブリーダーズCターフのG1がすべて2着。
連帯を外したのはわずか2回だけで、ジャパンカップを勝ったあとは、ドバイワールドカップ、コロネーションC、インターナショナルステークスに勝ちました。
種牡馬としても、日本の場合は、アサクサデンエンやローエングリンの父として知られています。
自分はシングスピールよりも、1番人気(結果は3着)だった凱旋門賞馬のエリシオ(鞍上はO.ペリエ)の方に、注目をしていたと思います。
他には、愛チャンピオンS、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの勝ち馬のペンタイアなど、有力が外国馬が出走していました。
個人的な意見ですが、ジャパンカップでは1番人気になるような外国招待馬が来て欲しくて、その馬を日本の馬が打ち負かすシーンが見たいと思っています。

第36回ジャパンカップの外国招待馬!
2016年の第36回ジャパンカップに出走する外国招待馬はアイルランド産が2頭(調教はフランスとドイツ)、ドイツ産(調教もドイツ)が1頭。
3頭は、すべて4歳で牡馬が2頭に牝馬が1頭、すべての馬がG1を勝っています。
昔は、もっと多くの外国招待馬が来ていたけど、今年は3頭なのでかなり寂しいですが、予備登録の段階ではもっといたんですけどね。
個人的に来て欲しかったのは、ファウンド、ハイランドリール、マインディング、セブンスヘブン、ハーザンド、フリントシャーが来てくれたら面白かったのになぁ。
すでに知っているでしょうが、第36回ジャパンカップに出走する3頭を簡単にご紹介します。
イラプト
イラプト(4歳・牡馬・アイルランド産・フランス調教)は、2015年のジャパンカップにも出走して、勝ち馬から0.3秒差の6着。
2016年の主な戦績は、カナディアンインターナショナル(G1・芝2400M・左回り)で1着、サンクルー大賞(G1・芝2400M・左回り)で2着。
今シーズンは、2400Mに限定すると3回出走しており、1着1回、2着1回、5着が1回ですが、5着のキングジョージ6世&(G1)は右回りなので、左回りだけだったら(1.1.0.0)の成績。
さらに、5着に負けたキングジョージ6世&(G1・芝2400M・右回り)は、凱旋門賞2着馬のハイラドリールに続く2番人気だったことから、左回りだったら侮れない1頭になりそう。
ナイトフラワー
ナイトフラワー(4歳・牝馬・アイルランド産・ドイツ調教)も、2015年のジャパンカップに出走しており、勝ち馬から0.5秒差の11着。
2016年の主な戦績は、オイロパ賞(G1・芝2400M・右回り)で1着、バーデン大賞(G1・芝2400M・左回り)で2着、ベルリン大賞(G1・芝2400M・左回り)で2着。
今シーズンは、(1.2.0.2)の成績ですが、すべて2番人気以上で出走をしているから、注目されている馬ではあるみたいです。
さらに、2400Mだけだったら(1.2.0.0)で、斤量はすべて58.5kgだったから、斤量が55kgのジャパンカップは、かなり軽く感じるはずなので注意が必要かも。
イキートス
イキートス(4歳・牡馬・ドイツ産・ドイツ調教)は、初めてジャパンカップに出走する馬。
2016年の主な戦績は、バーデン大賞(G1・芝2400M・左回り)で1着、バーデン経済大賞(G2)で1着。
バーデン大賞では、上記のナイトフラワーに0.5秒差で勝っていますが、今シーズンは(2.1.0.4)なので、上記の2頭に比べれば厳しいと言わざるを得ません。
イキートスは、馬場が渋ると成績が比較的良いので、天気が悪くなったら注意が必要かも。

馬券は買う?買わない?
上記の3頭の外国馬の中で、まず消して良いのがドイツのイキートス。
ジャパンカップ当日の天気が雨(11月22日現在)なので、馬場が渋ればチャンスがあるのかもしれないけど、前日が晴れなので、イキートスが望む馬場ではない気がします。
ナイトフラワーは、58.5kgの斤量で出走した2400Mで(1.2.0.0)だから、ジャパンカップでも注意が必要です。
ただし、前述のイキートス(バーデン大賞)に負けており、当時がイキートスの得意な重馬場だったとしても、重い印を打てるほど期待ができません。
外国招待馬の3頭の中で、印が一番に重くできそうなのはイラプトで、左回りも2400Mもこの馬にはベストな条件です。
東京競馬場の馬場にも、2015年に経験しており、馬場適性があると思って、2016年も挑戦し来たのでしょうから、評価は一番に高いです。
自分の場合は、オカルト予想をメインとしているので、馬券に組み入れるかはまだ分かりませんが、外国招待馬だったらイラプトに注目です。

まとめ
もっと有力な外国招待馬が来てくれると、国際G1レースとして華やかになるのですが、2016年は去年に出走した馬が2頭もいるので、かなり盛り上がりには欠けそうです。
昔のように、凱旋門賞馬やブリーダーズCターフのような、競馬ファンが知っているG1を勝った馬に来て欲しいです。
ここ最近の出走馬を見ていると、国際G1レースから除外されてしまうのでは?と思ってしまいます。
日本で初めて、国際G1レースとして指定されたジャパンカップなので、もっと華やかなレースになって欲しいから、JRAは日程の変更を考慮した方が良いのでは?
競馬ファンとしては、強い外国招待馬を日本場が打ち負かすシーンを見たいので、ぜひ、2017年こそは有力が外国馬に来てもらえるように、JRAには頑張って欲しいと思います。
最後に、予定では11月24日に第36回・ジャパンカップのオカルト予想を掲載する予定なので、よろしくお願いします。
