2017年に行われる第78回菊花賞は、ダービーでのレイデオロが出走せず、混戦ムードが漂っています。
さらに、2着馬のスワーヴリチャード、3着のアドミラブルも不在で、なんとダービーの1着から3着までが不出走。
そこで第78回菊花賞のオカルト予想は、ダービーの上位馬が出走しなかった菊花賞をヒントにして、本命馬を見つけます。
菊花賞は、夏の上がり馬や距離適性のある馬に注意が必要なので、春のクラシックの着順に、惑わされない方が良いかもしれません。
果たして、ダービー馬が不在の年の菊花賞には、どんな傾向があり、どんな馬が連帯するのでしょうか?
第78回菊花賞の出走馬!
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ブレスジャーニー | 牡3 | 57.0kg | 柴田 善臣 |
2 | ウインガナドル | 牡3 | 57.0kg | 津村 明秀 | |
2 | 3 | スティッフェリオ | 牡3 | 57.0kg | 松若 風馬 |
4 | クリンチャー | 牡3 | 57.0kg | 藤岡 佑介 | |
3 | 5 | トリコロールブルー | 牡3 | 57.0kg | 戸崎 圭太 |
6 | マイネルヴンシュ | 牡3 | 57.0kg | 柴田 大知 | |
4 | 7 | アダムバローズ | 牡3 | 57.0kg | 池添 謙一 |
8 | サトノアーサー | 牡3 | 57.0kg | 川田 将雅 | |
5 | 9 | クリノヤマトノオー | 牡3 | 57.0kg | 幸 英明 |
10 | ベストアプローチ | 牡3 | 57.0kg | 岩田 康誠 | |
6 | 11 | サトノクロニクル | 牡3 | 57.0kg | 福永 祐一 |
12 | ミッキースワロー | 牡3 | 57.0kg | 横山 典弘 | |
7 | 13 | キセキ | 牡3 | 57.0kg | M.デムーロ |
14 | ポポカテペトル | 牡3 | 57.0kg | 和田 竜二 | |
15 | ダンビュライト | 牡3 | 57.0kg | 武 豊 | |
8 | 16 | アルアイン | 牡3 | 57.0kg | C.ルメール |
17 | プラチナヴォイス | 牡3 | 57.0kg | 田辺 裕信 | |
18 | マイスタイル | 牡3 | 57.0kg | 四位 洋文 |
1番人気になりそうなのは、神戸新聞杯2着だったキセキで、前走は負けたとは言え、相手がダービ馬だから仕方がありません。
距離が伸びても大丈夫そうだけど、ちょっと心配なのは、前走の-12kgの馬体重が、どうなっているかでしょうね。
2番人気になりそうなのは、皐月賞馬のアルアインで、前走は2着だったけど、馬体重が10kg増と思えば、よく頑張ったのでは。
今回は、叩いた上積みがありそうだけど、気になるのが3000Mの距離で、ダービーの2400Mがギリギリぐらいの気がします。
3番人気になりそうなのは、セントライト記念で1着だったミッキースワローで、アルアインを一瞬で抜き去った脚はスゴかったです。
京都への遠征したことあるから、輸送の心配はないけど、切れるタイプの馬なので、当日の馬場状態が気になってしまいます。
他には、神戸新聞杯3着だったサトノアーサー、セントライト記念3着だったサトノクロニクル、神戸新聞杯4着だったダンビュライトなどがいます。

ダービーの1着から3着まで不在の年は?
過去10年の菊花賞を調べると、ダービーの1着馬が出走しない菊花賞は8回もあり、あまりダービー馬に縁がないレースみたいですね。
本題の1着馬から3着馬が出走しなかった場合は、過去10年だとわずか1回しかなく、それは2012年の第73回菊花賞のみでした。
これではあまりにもデータが少ないので、過去20年にした場合だと、2002年の第63回菊花賞もあったので、ヒントはこの2回に決定。
2012年の第73回菊花賞と2002年の第63回菊花賞は、どんな馬が勝ったのかを、みなさんは覚えているでしょうか?

2002年の第63回菊花賞の結果!
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 |
1 | ヒシミラクル | 牡3 | 角田晃一 | 10 |
2 | ファストタテヤマ | 牡3 | 安田康彦 | 16 |
3 | メガスターダム | 牡3 | 松永幹夫 | 3 |
1着は、皐月賞・ダービーは不出走、前走の神戸新聞杯で6着だったヒシミラクル。
2着は、皐月賞は15着、ダービーは15着、前走の札幌記念で13着だったファストタテヤマ。
3着は、皐月賞は5着、ダービーは4着、前走の札幌記念で4着だったメガスターダム。
第63回菊花賞は、10番人気のヒシミラクルが優勝して驚いたけど、さらに2着のファストタテヤマには、もっと驚きました。

2012年の第73回菊花賞の結果!
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 |
1 | ゴールドシップ | 牡3 | 内田博幸 | 1 |
2 | スカイディグニティ | 牡3 | I.メンディザバル | 5 |
3 | ユウキソルジャー | 牡3 | 秋山真一郎 | 7 |
1着は、皐月賞は1着、ダービーは5着、前走の神戸新聞杯で1着だったゴールドシップ。
2着は、皐月賞・ダービーは不出走、前走のセントライト記念で2着だったスカイディグニティ。
3着は、皐月賞・ダービーは不出走、前走の神戸新聞杯で4着だったユウキソルジャー。
第73回菊花賞は、単勝1.4倍のゴールドシップが見事に優勝して、皐月賞と菊花賞の2冠を達成しました。

2002年と2012年の共通点!
対象のレースが、わずか2つしないので、2002年と2012年の各上位3頭から、着順に関係なく2頭が共通している点をピックアップします。
2002年と2012年の共通点1
2002年で3着だったメガスターダムは、ダービーで4着になっており、3勝以上の実績。
2012年で1着だったゴールドシップは、ダービーで5着になっており、3勝以上の実績。
1つ目の共通点は、ダービーで掲示板に載った3勝以上の馬。
2002年と2012年の共通点2
2002年で1着だったヒシマサルは、芦毛。
2012年で1着だったゴールドシップも、芦毛。
2つ目の共通点は、芦毛の馬。
2002年と2012年の共通点3
2002年で3着だったメガスターダムは、初勝利が6戦目。
2012年で3着だったユウキソルジャーも、初勝利が6戦目。
3つ目の共通点は、初勝利が6戦目だった馬。
2002年と2012年の共通点4
2002年で1着だったヒシマサルは、勝ち鞍がすべて2000M以上の距離で3歳時に3勝。
2012年で3着だったユウキソルジャーも、勝ち鞍もすべて2000M以上の距離で3歳時に3勝。
4つ目の共通点は、2000M以上の距離で3勝以上している馬。
2002年と2012年の共通点5
2002年で1着だったヒシマサル、3着だったメガスターダムは、前走が神戸新聞杯で3勝以上の実績。
2012年で1着だったゴールドシップ、3着だったユウキソルジャーも、前走が神戸新聞杯で3勝以上の実績。
5つ目の共通点は、前走が神戸新聞杯だった馬で、3勝以上していること。
ファストタテヤマとスカイディグニティの共通点はなし。
2002年の2着馬・ファストタテヤマ、2012年の2着馬・スカイディグニティ、この2頭には主だった共通点が、見つかりませんでした。

5つの共通点の該当馬!
第78回菊花賞に出走する馬から、前述の5つの共通点をクリアしている馬を探した結果、以下のようになりました。
- 1つ目の共通点からは、8枠16番のアルアイン。
- 2つ目の共通点からは、7枠14番のアポポカテペトル。
- 3つ目の共通点からは、3枠6番のアマイネルヴンシュ。
- 4つ目の共通点からは、3枠6番のマイネルヴンシュ・6枠12番のミッキースワロー。
- 5つ目の共通点からは、4枠7番のアダムバローズ・7枠13番のキセキ。
2つ以上クリアしたのは、マイネルヴンシュのみで、あとの5頭はすべて1つのみ共通点をクリアしています。
今回のオカルト予想は、対象のデータが少ないので、馬券の組み立て方を、工夫する必要がありそうです。

第78回菊花賞の買い目!
前にも書いた通り、2002年と2012年の2着馬には、共通点が見つからなかったので、馬連や馬単で馬券は買えません。
そうなると第78回菊花賞は、1着馬と3着馬しか分からないので、複勝とワイドをメインにして予想します。
ポイントになるのは、各共通点に該当馬を、どのパターンで組み合わせるかになり、間違えると当たらないかもしれません。
そこで、もし今回の予想を参考にされる場合は、ご紹介した6頭をみなさんのご判断で、組み合わせることをおすすめします。
ちなみに自分の場合は、以下のように3点のワイドが、第78回菊花賞の買い目です。
- 1つ目と2つ目の共通点から、アルアインとアポポカテペトル(14-16)。
- 4つ目の共通点から、マイネルヴンシュとミッキースワロー(6-12)。
- 5つ目の共通点から、アダムバローズとキセキ(7-13)。

まとめ
今回ご紹介した第78回菊花賞のオカルト予想のヒントはダービーの上位馬が出ない事!は、どうだったでしょうか。
ダービーの1着馬から3着馬が出走しない菊花賞が、わずか2回しかないので、ちょっと不十分なデータだったかもしれません。
それでも、共通点を探したら6つもあり、該当馬も見つかったので、ワイドではあるけど、自信は結構ありますよ。
あと考えられるオカルト予想は、菊花賞の当日が第48回衆議院議員総選挙の投票日なので、枠連の4-8ぐらいでしょう。
前回の秋華賞は、似たような予想をしてあと一歩だったから、買い目を間違えていなければ、今度は必ず当たるはずです。
