アルゼンチン共和国杯が、出世レースだと言われているのですが、みなさんは知っていますか?
勝った馬がずべて出世する訳じゃないけど、馬の成績によっては、将来のG1馬やG1で連帯する馬になるかもしれないので、アルゼンチン共和国杯の勝ち馬は要チェックです。
では、どんな馬が勝つと出世をするのでしょうか?出走馬の年齢や成績を調べて、どの馬が勝ったら注目するべきかをご紹介します。
逆に、ここで紹介しない馬が勝ってしまったら、2016年のアルゼンチン共和国杯の勝ち馬は忘れて良いですよ。
アルゼンチン共和国杯に勝って出世した馬!
アルゼンチン共和国杯に勝って出世した馬は、全部で4頭がいるのですが、すべてG1馬になっています。
アドマイヤジュピタは天皇賞(春)、スクリーンヒーローはジャパンカップ、トーセンジョーダンは天皇賞(秋)、ゴールドアクターは有馬記念を勝っています。
ゴールドアクターは、アルゼンチン共和国杯を勝ったあと、その年の有馬記念を勝ち、他の3頭は翌年のG1を勝ちました。
どの馬も、4歳でアルゼンチン共和国杯に勝って、G1馬になっているから、今年も4歳馬に注目なのです。
そこで、2016年のアルゼンチン共和国杯の出走馬を調べると、4歳馬は2頭だけで、その2頭とも注目をされている馬だったんです。
あと、上記のG1馬の4頭は、4着以下が最高でもスクリーンヒーロの5回までなので、この条件を足しても上記の2頭が残りました。
どちらがアルゼンチン共和国杯を勝っても、将来的に出世をしそうですが、馬券的には人気になっているので、穴党の人には買いにくいかもしれません。
自分も本命党ではなく穴党なので、馬券を買うかどうかわかりませんが、紹介する2頭のうちの1頭を本命にして、馬券を買う予定です。

1番.モンドインテロ
モンドインテロは、父がディープインパクト、母の父がブライアンズタイムの牡馬の4歳。
鞍上は、前走から引き続きC.ルメール騎手で、美浦の手塚貴久厩舎が管理をしています。
モンドインテロの馬主は、シルクホースクラブ所属のクラブ馬で、1口が10万円の募集価格が5000万円の馬です。
募集価格からすれば、かなり一口馬主さんも期待していると思うので、ここは買って欲しいでしょうね。
兄弟には、活躍をした馬がいないので、血統的には父のディープインパクトしか期待するポイントはありませんが、母系をさかのぼるとビワハヤヒデ、ナリタブライアンが出てきます。
モンドインテロは、まだ重賞勝ちがなく、目黒記念の5着が最高ですが、勝ち馬から0.2秒差なので、初めての重賞としては上々だと思います。
オープンは、前走の札幌日経オープンとメトロポリタンSの2勝をしているので、次は重賞を勝つ順番ではないでしょうか。
アルゼンチン共和国杯では、56.5kgのハンデでちょっと見込まれた感じがりますが、ハンデが重いことはそれだけ有力だとも言えるので有力な1頭です。
今後のローテーションは分かりませんが、アルゼンチン共和国杯を勝てば、ジャパンカップか有馬記念へ出走する可能性はありそうです。
記事を書いている段階では、1番人気になっているので、馬券的には面白味はありませんが、注目されていることは間違いありません。
手塚調教師は、「大事に使ってきたから一戦一戦良くなっている。体に芯が入った感じ。歩様の違和感もなくなった。今までにないくらいのチャンス」と言っているので、かなり期待をして良さそうです。

11番.シュヴァルグラン
シュヴァルグランは、桜花賞、オークス、秋華賞、エリザベス賞がすべて2着で、ヴィクトリアマイル(G1)を2連覇しているヴィルシーナの弟です。
妹は、2016年の秋華賞(G1)を勝ったヴィブロスで、姉と妹がG1馬の超良血です(ただし、ヴィルシーナもヴィブロスも父はディープインパクト)。
父はハーツクライ、母の父はマキャベリアン、牡馬の4歳で栗東の友道康夫調教師が管理をしています。
これだけの血統なので、普通に出世をしそうだから、ここを勝たなくてもG1馬になれるかもしれません。
シュヴァルグランは、阪神大賞典(G2)を勝っており、天皇賞(春)では3着なので、出世をしているとも言えますが、お姉さんの成績を見れば、もっと上を目指してもらわないとダメな馬です。
アルゼンチン共和国杯では、トップハンデの58kgを背負っており、ちょっと不安な材料ですが、これくらいの斤量で負けているようでは、G1馬になるのは無理でしょうね。
それと左回りが初めてらしいので、その点が気になるけど、友道康夫調教師は「気にする馬ではないでしょう」と言ってるので大丈夫みたいです。
今後は、ジャパンカップ→有馬記念のローテーションを進むらしいので、陣営としては完璧には仕上げていないと思うので、過信をするのは危険な可能性があります。
でも、こんなところで負けているようでは、ジャパンカップも有馬記念も買いづらいです。
鞍上は、福永祐一騎手なのですが、自分と相性があまり良くないので、馬券を買うかと言えば、ちょっと微妙かもしれません。
さらに、馬主の佐々木主浩さんも、自分が嫌いな馬主の近藤利一グループなので、こちらも微妙。
シュヴァルグランがアルゼンチン共和国杯を勝てば、出世をするでしょうが、このレースで馬券を買うかどうか聞かれたら、今回はパスをすると思います。

まとめ
個人的な好き嫌いで、本命をモンドインテロにしますが、鞍上や馬主さんを抜きにすれば、シュヴァルグランを本命にするかもしれません。
この2頭のどちらかがアルゼンチン共和国杯を勝てば、今年か来年にG1を勝つと思うので注目ですが、この2頭ではない馬が勝ったら、特に勝ち馬を覚える必要がないです。
せっかく記事にしたので、できればモンドインテロかシュヴァルグランに勝って欲しいので、一応、応援をしようと思います。
年齢と馬主が関係なければ、ヴォルシェーブも注目したいのですが、5歳馬で馬主が佐々木主浩さんだから、こちらもちょっと手が出ませんね。
果たして、この記事が今後も読まれるかどうかは、モンドインテロとシュヴァルグランに掛かっているので、ぜひ、どちらかに勝って欲しいと思います。
ちなみに、ワイドでモンドインテロとフェスティヴイェルの組み合わせを買う予定です。

結果発表
メインレースまで1日に7勝をあげて、さらに土曜日から連続連帯を10回にしていたC.ルメール騎手だったことに、嫌な予感がしていたのですが、見事に的中してしまいました。
勝ったのは、自分と相性の悪い福永祐一騎手が鞍上のシュヴァルグラン。
本命にはしませんでしたが、シュヴァルグランは4歳馬なので、次走以降のG1で勝つことが約束をされました。
次走をジャパンカップにするのか、有馬記念にするのか分かりませんが、頭で買った方が良いでしょう。
ただし、ちょっと気になったのが、ペースの関係もあるけど、勝ちタイムが2.33.4だったことです。
重馬場だった2015年を除くと、2016年の勝ちタイムは過去10年で最も遅く心配なのですが、果たしてそれがどう出世に影響するか・・・。
とりあえず、シュヴァルグランがG1に出走したら、注目をしてください。
