2017年のダービー馬の候補になっているらしい、1億5千円のムーヴザワールドがついにデビューをするそうです。血統的背景からすれば、2017年のクラシック戦線で、かなり期待が持てそうですね。でも、まずはデビュー戦を勝たないことには始まりません。一部では、凱旋門賞も狙える器だと、騒いでいるらしいので、9月25日の新馬戦が楽しみです。果たして、ムーヴザワールドは無事にデビュー戦を買って、2017年のクラシック戦線に名乗りを上げるのでしょうか?
ムーヴザワールドの血統
ムーヴザワールドの父はディープインパクト、母はリッスンで、母の父がサドラーズウェルズなのですが、競馬ファンならあの馬の全弟だとすぐに分かりますよね?
このムーヴザワールドの全姉は、エリザベス女王杯3着のタッチングスピーチです。
馬主は、サンデーレーシングで募集価格は、最高値の1億5000万円で、一口馬主の人は、かなりの期待をしているでしょうね。
血統的背景だけでなく、姉の実績から考えて、クラシック向きだとすぐに分かりますが、この時期にデビューするのは、ちょっと早い気がしているのは自分だけ?
もう少し遅くても良いような気がしますが、早めに勝って、クラシックのローテーションを組みたいのかもしれませんね。
ムーヴザワールドの厩舎は、石坂正厩舎なので、問題ないでしょうが、牝馬に強いイメージ(ジェンティルドンナ、シンハライト)があるので、果たして牡馬ではどうなるのでしょうか?
鞍上は、ルメール騎手なので、単勝がどのくらいまで下がるのか、ちょっとワクワクしちゃいます。
ちなみに古川助手から、こんなコメントが出ています。
「血統馬らしく均整の取れたいい馬体。瞬発力よりじわじわ走るタイプ。走りはダイナミックだよ」
「実戦で、馬体と血統のいい面が出ることを期待している」
瞬発力よりじわじわ走るタイプと言うのが、ちょっと気にはなりますが、間違いなく当日のレースでは単勝1番人気に推されるでしょう。
自分は馬券を買いませんが、どんなレースをするのか今から楽しみです。
ちなみに、ムーヴザワールドとは「世界を動かす」と言う意味があるそうですが、正直、名前はあんまり格好良くないですね。

ちょっと待った!オレを忘れてるぜ!
実は、ムーヴザワールドが出走する新馬戦には、もう一頭、とんでもない馬が出走するんです。
2016年の春のクラシック戦線で、皐月賞、ダービーと4着だったエアスピネルの全弟もデビューします。
「兄をこえる逸材」(競馬評論家・丹下日出夫談)
丹下日出夫氏の言っていることが正しいなら、皐月賞もダービーも複勝圏内は確定ってことですよね(冗談です)。
その馬の名前は、エアウィンザーと言うんですが、鞍上は兄のエアスピネルと同じ武豊騎手。
ちょっと驚いたのが、エアウィンザーは角居厩舎の所属で、武豊騎手が同厩舎の有力馬に乗るのって、かなり久しぶりでは?
2016年9月23日現在で、角居厩舎は30勝をしているのですが、武豊騎手では一度も勝っていません。
ちなみに、22016年9月23日現在で、角居厩舎の馬に武豊騎手は1度しか騎乗しておらず、結果は16頭立ての16着。
角居厩舎で勝っている騎手の半分は、M.デムーロ騎手かC.ルメール騎手なので、武豊騎手にしたのは、馬主さんからの要望に応えたのでしょうね。
血統的な背景から考えても、ムーヴザワールドとエアウィンザーの一騎打ちになりそうなので、この2頭の馬連がどのくらいのオッズになるか、ちょっと楽しみです。
この2頭の成績次第では、この新馬戦が伝説になるかもしれないので、阪神競馬場の近くに住んでいる競馬ファンは、絶対に見に行った方が良いと思います。

まとめ
ムーヴザワールドとエアウィンザーの一騎打ちになりそうなので、馬券的なおもしろ味はないレースです。
でも、2017年のクラシック戦線に出て来そうな2頭なので、どんなレースをしてどちらが勝つのか、かなり楽しみです。
もしかしたら、角居先生は、エアウィンザーの鞍上をM.デムーロ騎手にしたかったかもしれませんが、そんなM.デムーロ騎手は、矢作厩舎のナイトバナレットに乗るそうです。
2頭がやり合っている間に、M.デムーロ騎手のナイトバナレットが勝ってしまうなんてことは・・・ないでしょうね(笑)。
果たして、9月25日の阪神競馬場の第5レースの勝ち馬は、ムーヴザワールドか?それともエアウィンザーか?結果が分かりましたら、すぐに追記で記事を書きたいと思います。

レース結果
まさか1番人気がエアウィンザーとは、驚きましたが、結果は見事にムーヴザワールドが勝ちました。
4コーナーでは、エアウィンザーの方が先に仕掛けて来たので、これはちょっと早いかなと思ったのですが、たぶん、武豊騎手が進路をなくなるのがイヤなので、早めに動いたのかも。
直線ではエアウィンザーが勝つのかと思ったのですが、内からムーヴザワールドが見事に差し替えして勝利。
外から差し返すなら分かりますが、内から差せし返せるなら、勝負根性もありそうです。
馬体を見る限りでは、まだ緩そうな感じがするので、奥はまだまだあるでしょうから、成長が期待できますね。
次にどのレースを使うのか分かりませんが、エアウィンザーを破ったことで、どのレースを使っても1番人気になることは間違いなし。
ある意味で、2番人気で買えるのは、このレースだけだったりして?
個人的には、飛びが大きそうな馬なので、中山よりも東京向きな馬だと思います。
血統的に見れば、母の父がサドラーズウェルズが入っているので、欧州の馬場に通用しそうだから、このまま順調に行って、ぜひ来年の凱旋門賞を目指して欲しいですね。
