2019年の安田記念は、現在G1を5連勝中の現役最強馬・アーモンドアイが、間違いなく1番人気になるでしょう。
桜花賞以来のマイル戦になるけど、アーモドアイの力があればヘタをすると1200Mでも勝てるかもしれません。
他にもダノンプレミアムやアエロリットなど、東京のマイルにピッタリの馬がおり、上位人気は堅そうな予感。
そんな堅く収まりそうな2019年の安田記念を、過去10年間のデータから予想するけど今回は買い方を変えます。
詳しい事情は「フェブラリーSからダービーまでの成績」を見ていただけると、分かってもらえるはずです。
【2019年】安田記念の出走馬
- 開催日:2019年6月2日(日)
- コース:東京競馬場
- 芝:1600M
枠番 | 馬番 | 馬名 性齢(所属) 騎手(斤量) | 前走 |
1 | 1 | ケイアイノーテック 牡4(栗東) 幸 英明(58.0) | 2019.04.21 マイラー G2 6着(6人気) 芝1600(京都) |
2 | アエロリット 牝5(美浦) 戸崎 圭太(56.0) | 2019.05.12 ヴィクト G1 5着(2人気) 芝1600(東京) | |
2 | 3 | サクラアンプルール 牡8(美浦) 横山 典弘(58.0) | 2019.03.23 日経賞 G2 3着(4人気) 芝2500(中山) |
4 | サングレーザー 牡5(栗東) 岩田 康誠(58.0) | 2019.03.31 大阪杯 G1 12着(7人気) 芝2000(阪神) | |
3 | 5 | インディチャンプ 牡4(栗東) 福永 祐一(58.0) | 2019.04.21 マイラー G2 4着(2人気) 芝1600(京都) |
6 | グァンチャーレ 牡7(栗東) 松岡 正海(58.0) | 2019.04.21 マイラー G2 2着(5人気) 芝1600(京都) | |
4 | 7 | モズアスコット 牡5(栗東) 坂井 瑠星(58.0) | 2019.04.21 マイラー G2 7着(3人気) 芝1600(京都) |
8 | ステルヴィオ 牡4(美浦) D.レーン(58.0) | 2019.03.31 大阪杯 G1 14着(6人気) 芝2000(阪神) | |
5 | 9 | スマートオーディン 牡6(栗東) 池添 謙一(58.0) | 2019.05.11 京王SC G2 7着(4人気) 芝1400(東京) |
10 | フィアーノロマーノ 牡5(栗東) 北村 友一(58.0) | 2019.03.30 ダビ卿 G3 1着(2人気) 芝1600(中山) | |
6 | 11 | エントシャイデン 牡4(栗東) 田辺 裕信(58.0) | 2019.05.11 京王SC G2 11着(7人気) 芝1400(東京) |
12 | ロードクエスト 牡6(美浦) 石川 裕紀人(58.0) | 2019.05.11 京王SC G2 12着(5人気) 芝1400(東京) | |
7 | 13 | ペルシアンナイト 牡5(栗東) M.デムーロ(58.0) | 2019.03.31 大阪杯 G1 11着(3人気) 芝2000(阪神) |
14 | アーモンドアイ 牝4(美浦) C.ルメール(56.0) | 2019.03.30 ドバイタ G1 1着(1人気) 芝1800M(ア首) | |
8 | 15 | ダノンプレミアム 牡4(栗東) 川田 将雅(58.0) | 2019.04.21 マイラー G2 1着(1人気) 芝1600(京都) |
16 | ロジクライ 牡6(栗東) 武 豊(58.0) | 2019.05.11 京王SC G2 3着(2人気) 芝1400(東京) |
間違いなく1番人気になるのはG1を5連勝中の現役最強馬・アーモンドアイで、単勝が1倍台になることは確実。
安田記念で主戦のルメール騎手が復帰するから、先週のサートゥルナーリアのようなことは考えづらいです。
2番人気になるのは金鯱賞とマイラーズCを連勝して来たダノンプレミアムで、打倒アーモンドアイの最右翼。
純粋にアーモンドアイとダノンプレミアムのどちらが強いのか、興味のある競馬ファンは多いでしょうね。
3番人気になるのはヴィクトリアMで5着だったたアエロリットで、前走のような暴走はさすがに今回は無いはず。
今の高速馬場だとスタートが上手に決まれば、アーモンドアイとダノンプレミアムを負かすチャンスはありそう。
今回の安田記念はかなりメンバーが濃いので、4番人気以下になる馬がよく分からないから省略します。
データ予想①「1着馬の条件」
過去10年間の1着馬には以下の条件が当てはまりました。
- 2010年のショウワモダンを除くと前走は4番人気以内。
- 2010年のショウワモダンを除くと近5走で5番人気以内が4回以上ある。
- 2013年のロードカナロアを除くと近3走以内にマイル以上の重賞で2着以内がある(G1の場合は5着以内)。
この条件をクリアした馬は以下の5頭です。
- アエロリット
- インディチャンプ
- ダノンプレミアム
- フィアーノロマーノ
- ペルシアンナイト
ただし、アーモンドアイはロードカナロア級なので復活させます。
データ予想②「2着馬の条件」
過去10年間の2着馬には以下の条件が当てはまりました。
- 2010年と2012年を除くと近5走目が1着。
- 2010年と2014年を除くと前走の着差は0.2秒以内。
- 上記の2つのデータを除外できるのはマイルのG1で2着以内がある馬のみ。
- G1で1着がない馬は必ず近5走以内に重賞勝ちがある。
この条件をクリアした馬は以下の8頭です。
- アエロリット
- アーモンドアイ
- ケイアイノーテック
- ステルヴィオ
- ダノンプレミアム
- フィアーノロマーノ
- ペルシアンナイト
- モズアスコット
データ予想③「3着馬の条件」
過去10年間の3着馬には以下の条件が当てはまりました。
- 東京の芝の重賞で3着以内がある(G1の場合は4着以内)。
- 近5走以内に5番人気以内がある。
この条件をクリアした馬は以下の11頭です。
- アエロリット
- アーモンドアイ
- インディチャンプ
- ケイアイノーテック
- サングレーザー
- ステルヴィオ
- スマートオーディン
- ダノンプレミアム
- モズアスコット
- ロードクエスト
- ロジクライ
1着から3着の条件をクリアした馬
すべての条件をクリアしたのは、間違いなく1番人気から3番人気に入る馬でした。
3つクリアした馬
ただし、過去10年間の安田記念で調べると、1番人気から3番人気で決まったレースは一度も有りません。
そこで2つの条件をクリアした馬と、上位人気の3頭を組み合わせる方法で予想します。
2つクリアした馬
- インディチャンプ
- ケイアイノーテック
- ステルヴィオ
- フィアーノロマーノ
- ペルシアンナイト
- モズアスコット
穴馬はこの中にいるはずなので勝ったレースなどを参考に6頭を取捨します。
前走で1秒以上離された馬は消し
過去10年間で3着以内に入った30頭は負けたとしても必ず着差は0.9秒以内でした。
- ステルヴィオ(大阪杯が1.5秒差の14着)
- ペルシアンナイト(大阪杯が1.0秒差の11着)
- モズアスコット(マイラーズCが1.0秒差の7着)
ただし、この3頭はすべてG1勝ちがあり例外ケースの可能性もあるから、注意が必要かもしれません。
上記の3頭が、当日の馬体重が490kg以上で、6番人気以下になっていたら念のため抑えます。
G2以上のレースで5着以内が必ずある
過去10年間で3着以内に入った30頭はすべてG2以上で5着以内の経験がありました。
- フィアーノロマーノ(G2以上は京王杯SC・18着のみ)
6番人気以下のに注目
過去10年間で必ず6番人気以下の馬が3着以内に入っています。
- インディチャンプ(予想だと5番人気)
穴馬はNHKマイルCを勝ったあの馬
人気が出ない段階でもケイアイノーテックは、10番人気以下になりそうなのでこの馬を相手にします。
ただし、ケイアイノーテックの馬体重は470kg台と予想されるので、490kg以上が活躍する安田記念にはやや不向き。
フェブラリーSからダービーまでの成績
- フェブラリーS
1着→3着→6着
6着→3着→1着 - 高松宮記念
4着ー6着・14着・15着 - 大阪杯
1着ー2着ー10着 - 桜花賞
4着ー9着ー13着
1着・3着ー4着ー6着 - 皐月賞
2着→3着→4着・5着 - 天皇賞・春
10着→1着→2着・4着・11着 - NHKマイルC
5着→1着→13着 - ヴィクトリアM
18着ー2着・4着・8着 - オークス
8着→3着→4着
1着→3着→4着・5着
3着→4着 - ダービー
2着→4着→1着・15着
なんとも歯痒い結果なので、今回は三連単ではなくワイドで勝負すれば的中できるはずです。
まとめ
ケイアイノーテックを軸に、アエロリット・アーモンドアイ・ダノンプレミアムへ流せば当たるはずです。
しかし、アエロリットは前走の反動が心配で、ダノンプレミアムは連対がないマイラーズCで1着。
それを踏まえると、アーモンドアイとケイアイノーテックのワイドがベスト買い方でしょうね。
唯一の不安は、ケイアイノーテックの馬体重がデータと合致しない点だけです。