ヴィクトリアMは歴史的名馬が勝つ年もあれば、全く予期しなかった伏兵馬が勝つ年もアルレース。
今年はG1馬が4頭も揃いましたが、ウオッカ・ブエナビスタ・アパパネなどのレベルにはあいでしょうね。
それを踏まえると今年のヴィクトリアMも混戦が予想され、2015年のようなことが起きるかもしれません。
果たして今年も大波乱のレースになるのか?過去10年間のデータを元にヴィクトリアMを予想します。
最初にご紹介しますが、今回のヴィクトリアMはかなり難解だから、3着馬の予想はできませんでした。
【2019年】ヴィクトリアMの出走馬
- 開催日:2019年5月12日(日)
- コース:東京競馬場
- 芝:1600M
枠番 | 馬番 | 馬名 性齢(所属) 騎手(斤量) | 前走 |
1 | 1 | アマルフィコースト 牝4(栗東) 坂井 瑠星(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 2着(12人気) 芝1400(阪神) |
2 | レッドオルガ 牝5(栗東) 北村 友一(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 7着(3人気) 芝1400(阪神) | |
2 | 3 | クロコスミア 牝6(栗東) 戸崎 圭太(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 5着(6人気) 芝1400(阪神) |
4 | ノームコア 牝4(美浦) D.レーン(55.0) | 2019.03.09 中山牝馬 G3 7着(1人気) 芝1800(中山) | |
3 | 5 | メイショウオワラ 牝5(栗東) 秋山 真一郎(55.0) | 2019.04.21 マイラー G2 8着(10人気) 芝1600(京都) |
6 | ラッキーライラック 牝4(栗東) 石橋 脩(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 8着(1人気) 芝1400(阪神) | |
4 | 7 | ミッキーチャーム 牝4(美浦) 川田 将雅(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 1着(4人気) 芝1400(阪神) |
8 | デンコウアンジュ 牝6(栗東) 柴田 善臣(55.0) | 2019.04.20 福島牝馬 G3 1着(4人気) 芝1800(福島) | |
5 | 9 | プリモシーン 牝4(栗東) 福永 祐一(55.0) | 2019.03.30 ダービー卿 G3 2着(3人気) 芝1600(中山) |
10 | ミエノサクシード 牝6(栗東) 川島 信二(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 3着(9人気) 芝1400(阪神) | |
6 | 11 | アエロリット 牝5(美浦) 横山 典弘(55.0) | 2019.01.26 ペガサス G1 9着(5人気) 芝1900(米国) |
12 | ワントゥワン 牝6(栗東) 中谷 雄太(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 14着(7人気) 芝1400(阪神) | |
7 | 13 | サトノワルキューレ 牝4(栗東) 内田 博幸(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 9着(11人気) 芝1400(阪神) |
14 | レッツゴードンキ 牝7(栗東) 岩田 康誠(55.0) | 2019.03.24 高松宮記 G1 6着(5人気) 芝1200(中京) | |
15 | カンタービレ 牝4(栗東) M.デムーロ(55.0) | 2019.04.06 阪神牝馬 G2 6着(2人気) 芝1400(阪神) | |
8 | 16 | ソウルスターリング 牝4(美浦) 武 豊(55.0) | 2018.10.13 府中牝馬 G2 10着(3人気) 芝1800(東京) |
17 | サウンドキアラ 牝4(栗東) 田辺 裕信(55.0) | 2019.04.20 六波羅特 条件 1着(1人気) 芝1600(京都) | |
18 | フロンテアクイーン 牝6(栗東) 三浦 皇成(55.0) | 2019.03.09 中山牝馬 G3 1着(5人気) 芝1800(中山) |
1人気の推されそうなのは、2017年に阪神JFを勝ったラッキーライラック。
前走のささりまくった負けた方が不可解なので、調教とパドックを見てから判断するべきかもしれません。
2人気の推されそうなのは、2017年にNHKマイルCを勝ったアエロリット。
連対を外したのは、稍重以下・関西遠征・海外遠征の条件だけなので、今回の条件なら勝ち負けは必至。
3人気の推されそうなのは、阪神牝馬特別を勝って勢いに乗るミッキーチャーム。
連対を外したのは2回だけですが、そのうち1回が関東遠征(中山)だったので、その点がやや心配です。
4番人気以下は、秋華賞3着のカンタービレ・良血のレッドオルガ・関屋記念1着のプリモシーン・超良血のソウルスターリングなど、かなり濃いメンバーが揃いました。
注意が必要な馬①「父の血統には要注意」

過去10年の3着以内馬の血統を見ると、ディープインパクト産駒は初年度産駒が出走した年から必ず3着以内。
2019年の出走馬にディープインパクト産駒が多いので、あまり役に立つデータとは言えませんけどね。
データ予想①「1着馬の条件」

過去10年間の1着馬を見ると以下のデータに当てはまっており、1つでも該当しない馬は消しです。
- 最低でも年明けに1戦以上を消化しいてる。
- 前走はすべて2着以下で海外組を除くと5番人気以内。
- 2017年を除く9頭はG1で3着以内の経験がある。
- 2017年を除く9頭は前3走以内にG1へ出走している。
- 2014年を除き3走前のレースがG1か条件戦。
- ↑どちらも2番人気以上でG1なら3着以内。条件戦は1着。
2014年のヴィルシーナは連覇だったことを考えると、2017年のアドマイヤリード以外はデータが一致しています。
上記の条件に該当する馬を調べた結果、最後の2番人気以上でG1なら3着以内が引っ掛り0頭でした。
そこで最後の2番人気以上でG1なら3着以内の条件に近い馬から本命馬を見つけます。
- ④ノームコア(エリザベス女王杯)は2番人気で5着。
- ⑮カンタービレ(秋華賞)は3番人気で3着。
この2頭だと条件に一番近いのは3番人気で3着のカンタービレでしょう。
データ予想②「2着馬の条件」

過去10年間の2着馬を見ると以下のデータに当てはまっており、1つでも該当しない馬は消しです。
- 最低でも年明けに1戦以上を消化しいてる。
- 海外組を除き前走は1ケタ人気。
- 牝馬限定の重賞を必ず勝っている。
- G1馬を除くと前走は福島・中山・京都・阪神の牝馬重賞に出走。
- 大荒れだった2015年を除くと2着馬は4歳か5歳。
- 2013年を除くと5走前が必ず5着以内。
この段階で残ったのは3頭で、これ以上は消せそうにないから、対抗馬は3頭にします(1着馬は除外)。
データ予想③「3着馬の条件」

過去10年間のデータの3着馬は、かなり条件を付ける必要があるので、データの信ぴょう性は厳しいです。
残念ではありますが、今回のヴィクトリアMは2着馬までの予想にしますので、どうかご了承ください。
「ヴィクトリアM 2019年」まとめ
ヴィクトリアMは全く予期しない馬が絡むレースだから、先週のNHKマイルCぐらい難しいです。
実際に過去10年間の三連単の配当で、5万円以下はわずか1回しかなく、最高配当は2,000万円台を記録。
平均配当は2,000万円馬券があるので、かなり引っ張られてますが、なんと2,258,326円になりました。
それを踏まえると三連単や馬単で勝負するよりも、安全策の馬連で勝負する方が的中できるのでは。
まだオークスとダービーが残っているので、軍資金を残すためにも馬連で買うことをおすすめします。