2016年は、日ハムは大逆転でペナントを勝利、クライマックスも勝利、日本シリーズも勝利しました。大谷選手の大活躍があり、2017年も引き続き期待ができそうなので、優勝候補の筆頭かもしれません。でも、2016年は、ほぼ優勝だろうと言うところから、優勝を去らわれてしまったソフトバンクも優勝候補でしょう。2017年もこの2チームが優勝争いをしそうですが、果たして本当にそうなるでしょうか?そこで今回は過去のデータから、2017年のパリーグの優勝するチームを予想します。
順位の注意点
パリーグの場合は、前期後期の2シーズン制やプレーオフ制を導入しているので、優勝したチームが分かりにくいです。
過去の優勝チームの定義を調べると、以下のようになったので参考までに掲載します。
- 1973年から1982年は、プレーオフ優勝(もしくは前後期優勝)チームが1位、2位以下は前後期通算の勝率による順位。
- 2004年から2006年はプレーオフ優勝チームが1位
- 2007年からレギュラーシーズン優勝チームが1位。
2004年から2006年の場合は、レギュラーシーズンで1位でも優勝には成らず、プレーオフで勝たないと優勝にはなりません。
ちなみに、2004年のレギュラーシーズン1位はダイエーですが、プレーオフで勝ち優勝したのは西武、2005年はレギュラーシーズン1位はソフトバンクですが、プレーオフ勝ち優勝したのはロッテ。
2006年は、レギュラーシーズン1位もプレーオフで勝ち優勝したのも、日ハムでした。

1.過去10年の優勝チームから予想!
年度 | チーム名 |
2007年 | 日本ハム |
2008年 | 西武 |
2009年 | 日本ハム |
2010年 | ソフトバンク |
2011年 | ソフトバンク |
2012年 | 日本ハム |
2013年 | 楽天 |
2014年 | ソフトバンク |
2015年 | ソフトバンク |
2016年 | 日本ハム |
過去10年間の優勝チームを調べると、日ハムが4回、ソフトバンクが4回、楽天が1回、西武が1回になっています。
黄金時代を築いた西武が、過去10年で1回しか優勝していないとは、かなりの驚きです。
楽天も優勝はできましたが、田中将大選手がメジャーリーグへ移籍してしまい、この1年だけでした。
普通に考えれば、2017年も日ハムとソフトバンクの一騎打ちと予想するのが妥当でしょうが、できればどちらかに絞りたいですね。
注目したいのは、2010年、2011年にソフトバンクが優勝して、2012年は日ハムが優勝、2014年、2015年にソフトバンクが優勝をして、2016年は日ハムが優勝。
このパターンだと、2017年は日ハムが優勝する可能性よりも、ソフトバンクの方が優勝する確率が高そうなので、どちらかを選ぶなら福岡ソフトバンクホークスに決定。
まぁ普通に優勝チームを考えたとしたら、ソフトバンクと答えそうですけどね。

2.酉年の優勝チームから予想!
年度 | 優勝チーム |
1957年 | 西鉄 |
1969年 | 阪急 |
1981年 | 日ハム |
1983年 | 西武 |
2005年 | ロッテ |
なんと、酉年過去5回の酉年の優勝チームは、西武(前身は西鉄)が2回で、あとはバラバラのチームが優勝をしています。
ただし、西鉄が優勝した1957年の他のチームは、南海、毎日、阪急、東映、近鉄、大映の7球団もあったので、対象から除外した方が良いでしょう。
そう考えると、1969年からのデータを使用して考えると、阪急、日ハム、西武、ロッテになり、すべて違うチームが優勝をしています。
今の若い世代は、阪急ブレーブスを知らないだろうけど、今のチームだとオリックス・バファローズになるので、オリックス、日ハム、西武、ロッテではないチームが優勝するでしょう。
それを踏まえて残っているのは、楽天とソフトバンクだけになり、この2チームが酉年である2017年に優勝する可能性があるでしょう。

3.下一けたが7の年の優勝チームから予想!
年度 | 優勝チーム |
1967年 | 阪急 |
1977年 | 阪急 |
1987年 | 西武 |
1997年 | 西武 |
2007年 | 日ハム |
このデータは、面白いことに「67年-77年」が阪急、「87年-97年」が西武と連続して優勝しているのが分かります。
これは見たままなのですが、下一けたが7の年のデータでは、日ハムの優勝で間違いないでしょう。
2017年の日ハムは、陽岱鋼選手の抜けた穴が心配だったのですが、日本シリーズでほとんど出場しなくても優勝ができたので問題ないみたいです。
ただし、ちょっと気になるのが、2017年はWBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)があるので、大谷翔平投手は開幕から出場できない可能性が高いでしょう。
WBCの決勝戦は日本時間で3月23日になり、パリーグの開幕は8日後の3月31日なので、決勝戦まで行った場合は、1週間くらいの休暇が必要なのでは?
これは他球団にも言えることですが、日ハムにとって大谷翔平投手は、打者としても投手としても重要な選手なので、開幕からいないのは痛手の可能性もありそうです。
さらに、大谷翔平投手の他にも出場が予定されいるのが、増井浩俊投手、宮西尚生投手、大野奨太捕手、中田翔選手の4人(2017年1月現在)もいるので、これはちょっとヤバいかも。
でも、下一けたが7の年のデータでは、2007年が日ハムなので、引き続き2017年も日ハムの優勝と予想します。

4.WBCから優勝チームを予想!
まず、前述のWBCが開催された年の優勝チームを調べたのですが、2006年が日ハム、2009年が日ハム、2013年が楽天、これと言った法則はありませんでした。
しかし、優勝したチームからWBCに出た選手を調べると、2006年の日ハムは小笠原道大選手、2009年の日ハムはダルビッシュ有選手と稲葉篤紀選手、2013年の楽天は田中将大選手と松井稼頭央選手。
最低でも1人、最高でも2人の選手がWBCに派遣されており、内訳は打者が1人、もしくは打者と投手が1人ずつと分かります。
まだ出場選手が確定していないので、なんとも言えませんが、すでに先行して発表された18名を対象に優勝するチームを探します。
2017年の1月の段階では、前述の日ハムが大谷翔平投手、増井浩俊投手、宮西尚生投手、大野奨太捕手、中田翔選手の5人も登録されているので、優勝の可能性は厳しいでしょう。
あとオリックス・バファローズとロッテからは1人も選出されそうな雰囲気がないので、こちらもデータから優勝は厳しそうです。
ソフトバンクが野手だけで、松田宣浩選手と内川聖一選手が登録されており、野手同士はデータ的には不利でさらに、あと1人が加われば優勝の可能性がなくなってしまいます。
現段階で残ったのは、楽天(則本昂大投手、嶋基宏捕手)西武(牧田和久投手、秋山翔吾選手)のみで、次点でソフトバンク(野手が2人)でしょうか。
まだ残り10人の発表があるまで分かりませんが、2017年1月10日の段階では、優勝の最有力チームは楽天と西武、次点でソフトバンクに決定です。
追記.WBCのメンバーが正式に決まる!
パリーグからは、以下の選手がWBCのメンバーとして選ばれました。
投手 | 野手 | |
日ハム | 大谷、増井、宮西 | 大野、中田 |
ソフトバンク | 千賀 | 松田、内川 |
ロッテ | 石川 | |
西武 | 牧田 | 秋山 |
楽天 | 則本、松井裕 | 嶋 |
オリックス | 平野 |
当初の予想に反して、楽天から追加選手が選ばれてしまい、全部で3人になってしまったので、楽天が除外されて、該当するのは西武、ロッテ、オリックスの3球団のみ。
まだ最後の一人が誰になるか分かりませんが、現状では投手と野手が一人ずつ選ばれている西武が最有力ではないでしょうか。

まとめ
かなりくだない予想になってしまいましたが、マジメに予想をしても面白くないので、ドスポグらしいパリーグの優勝チーム予想をしてみました。
確率から言うと、2017年の優勝に1番近いのはソフトバンク、2番目が楽天、3番目が日ハムに決定です。
追記の状況から変更をして、確率で言うと、2017年の優勝に1番近いのはソフトバンク、2番目が日本ハム、3番目が楽天と西武に決定です。
マジメに予想をしても、ソフトバンクになると思うので、このデータで予想を使わなくても普通に当たりそうですけど。
逆に、楽天か西武が優勝したらビックリだけど、データ的には酉年のデータとWBCのデータを見ると、優勝しても不思議ではありません。
最終的には、WBCの出場選手が決まってからですが、現段階では2017年のパリーグを制するのは、福岡ソフトバンクホークスに決まりました。
