マカヒキ?ポストポンド?2016年の凱旋門賞はこの馬が勝ちました!

競馬コラム
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長年の日本のホースマンの悲願が、達成するかもしれない2016年の凱旋門賞。欧州最強馬と言われるポストポンドがいますが、日本代表のマカヒキも、ブックメーカーでは2番人気のオッズなので、チャンスはかなりありそうです。2016年からは、日本でも凱旋門賞の馬券が買えるようになったので、例年以上に応援の熱が入ってしまうでしょう。2016年は、もしかしたら、凱旋門賞で初めて、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝するかもしれません。果たして、2016年の凱旋門賞馬は、どの馬になるのでしょうか?

※追記に簡単なレース回顧を書きました。

マカヒキには追い風!?

毎年、凱旋門賞は牝馬の活躍が目立つレースです。

日本人にとっては、あのオルフェーヴルを破ったトレヴを筆頭に、何頭もの牝馬が凱旋門賞を勝っています。

2016年の今年も、8戦無敗の3歳牝馬ラクレソニエールが、かなり有力だったけれども、直前になって出走を回避したので、マカヒキにはチャンスの到来です。

ブックメーカーのオッズでは、現在2番人気だから、欧州の人もかなりマカヒキに期待していることが分かります。

個人的には、前哨戦のニエル賞の内容があまりパッとしなかったので、馬券を買うかどうかは当日のパドック次第ですが、斤量も軽いので、2番人気は妥当かもしれません。

ただし、過去10年でニエル賞に出走した馬で、凱旋門賞を勝ったのは、わずか1頭で2006年のレイルリンクまで、さかのぼる必要があります。

枠順が決まりマカヒキは、友道調教師は問題ないと言っていますが、まさかの外枠の14番ゲートなので、これも不利な条件です。

最大のライバルは、ポストポンドになりそうですが、近年は5歳以上の牡馬の成績が芳しくないので、2着までかもしれません。

ただし、今年のメンバーは、例年よりもレベルが低いと言われているので、頭一つ抜け出ている今のポストポンドなら、不利なデータを吹き飛す可能性があります。

枠順は、マカヒキよりも内に入り、7番ゲートなので、ポストポンドはラッキーなところに入りました。

2016年は、JRAでも凱旋門賞の馬券が買えるので、かなり盛り上がるでしょうが、間違えないで欲しいのは、インターネット投票でしか馬券を買えないので、ウインズや競馬場に行ってもダメってこと。

「A-PAT」および「即PAT」でしか馬券は買えませんので、間違えないように注意してください!と言っても間違えて、ウインズに行っちゃうおじさんがいそうです。

外枠に入らなかったら、期待していたのですが、外枠が不利と言われるシャンティイ競馬場では、ちょっと厳しいかもしれません。

普通の予想ではつまらないので・・・

「A-PAT」および「即PAT」に加入している人なら、馬券を買わないで、凱旋門賞を見るだけってことはありませんよね。

自分も当然ながら、凱旋門賞を見るからには、馬券を買ってワクワクしながら見たいと思っています。

ただ、欧州の馬のことは、ポストポンドくらいしか知らないので、予想をするのはかなり難しくなりそうです。

いろいろなサイトを見れば、いくらでも情報があるので予想をヒントになるでしょうが、ここは自分だけのオリジナルの予想で、2016年の凱旋門賞馬を見つけたいと思います。

昔から思っているのですが、欧州のレースは出走頭数が、日本の競馬よりもかなり少ないのが特徴です。

日本ならば、新馬戦でもフルゲートの18頭立てになるけど、欧州のレースはG1でも、出走頭数が10頭にも満たないことが平気でありますからね。

頭数が多くなればなるほど、道中のポジションや馬の気性が重要になってくると思うので、出走頭数を予想のファクターにしてみたいと思います(たぶん、こんなの誰もやってないだろうなぁ)。

多頭数になると、馬群を抜け出す技術や勝負根性が必要だと思っているので、多頭数を経験していた方が良いと思っています。でも、調べたらトレヴは小頭数しか経験がなかったのに、凱旋門賞を勝っていました。この予想はダメっぽいな(笑)。

出走頭数の多いレースを使ったことのある馬

2016年の凱旋門賞は16頭が出走しますが、出走馬の中で近5走に、16頭立て以上のレースへ出走したこのある馬は、全部で5頭。

  • マカヒキ(日本ダービー・18頭立て・1着)
  • ハーザンド(英国ダービー・16頭立て・1着)
  • ニューベイ(凱旋門賞・17頭立て・3着)
  • オーダーオブセントジョージ(アスコットゴールドC・17頭立て・1着)
  • レフトハンド(仏オークス・16頭立て・2着)

個人的には、この5頭が多頭数のレースの経験がある分だけ、アドバンテージがあると思っています。

この中で、やはり注目しているのは、3歳牝馬のレフトハンドです。

レフトハンドは、8戦無敗の3歳牝馬ラクレソニエールに仏オークスで2着に敗れましたが、ラクレソニエールに2着ならレベル的に問題はないでしょう。

過去には、凱旋門賞を勝ったザルカヴァ、トレヴが、前哨戦のヴェルメイユ賞を勝っているので、前走でヴェルメイユ賞に勝ったレフトハンドにもチャンスがありそうです。

3歳牝馬は、54.5kgの斤量なので魅力的ですが、日本の競馬ファンの人たちなら、馬券の中にレフトハンドを入れて来るだろうから、人気の馬になってしまうでしょうね。

3歳牝馬と言うだけで、過剰人気になってしまう可能性がありそうです。まだJRAのオッズが出ていませんが、かなりの人気を集めるでしょうね。

ここからはマジメに勝ち馬を探します!

ブックーメーカーのオッズは、1番人気がポストポンド、2番人気がマカヒキ、3番人気がファウンドの順番になっています。

4歳以上の牡馬は、負担金量が59.5kgなのでかなり厳しく、勝ち馬もここ数年、出していないことから、どうしても3歳の牡馬と牝馬に目が向きます。

そうなると、マカヒキになりそうですが、前述通りに不利な外枠へ入ってしまったので、ここはもう1頭いる3歳の牡馬、ハーザンドを本命にする予定です。

ブックメーカーでは4番人気だから、このままのオッズがJRAにも反映されると、予定通りに本命を打ちます。

成績を見ると、英ダービーと愛ダービーを勝っているので、2番人気か3番人気になっても不思議ではないのですが、前走の愛チャンピオンSで大敗したことが、人気を落としている原因かと思われます。

ハーザンドと同じように、英ダービーを勝った馬で凱旋門賞も勝った馬は、ワークフォース、ゴールデンホーン、シーザスターズ(ハーザンドの父)がいるので、心強いデータもあります。

さらに、凱旋門賞にはヴェデヴァニと言う馬が出走するのですが、この馬はハーザンドと同じ馬主でラビット(ペースメーカー)として、ハーザンドが勝てるような展開を作ってくれるはず。

イメージだと競輪のライン(同じ地域や同門などで作られる選手同士の連携)と考えれば、ハーザンドがとても有利に見える。

ハーザンドは、前述の多頭数の経験もしているので、問題はありませんし、前走の大敗で人気が落ちているなら、馬券の買い時はまさに凱旋門賞です。

ちょっと気になるのが、前走の大敗理由とされているレース中にケガをした右後肢だが、一応、主戦のスマレン騎手が問題はないと言っているので、それを信じるしかない。

ハーザンドのケガがどうしても気になるので、もう少し情報を集める必要がありそうです。ただし、ハーザンドの他だと、ポストポンドになってしまいそうなので、馬券的な妙味はなくなりそうです。

相手はどの馬?

馬券的に考えるなら、勝つ馬よりも連軸になる馬を考える人もいるでしょう。

そんな馬を探しているなら、安定感が抜群のブックーメーカーで3番人気の4歳牝馬のファウンド。

鞍上は日本でも有名なライアン・ムーア騎手で、厩舎は名門のエイダン・オブライエン厩舎。

近5走のG1レースをすべて2着、勝ちきれない面はありますが、連軸としてはピッタリだし、負担金量の58.0kg以上で連帯経験があるから問題はなそうです。

馬券的な妙味はありませんが、ポストポンドやマカヒキも相手としては抑える必要があるので、どの馬券の種類を選ぶのかがポイントですね。

ちなみに、前述のレフトハンドは外枠の15番ゲートに入ってしまったので、本命ではなく△に下げるのが妥当。

デットーリの人気でオッズが上がりそうな、オーダーオブセントジョージは、大外枠の16番ゲートなので、ちょっと厳しいかなぁ。

相手候補として注目したいのが、必ず3着までに入ってくる地元のフランス馬。

出走頭数が多いから当たり前だけど、やはり馬券の中に入れないとダメなので、外枠のレフトハンドがダメならシルバーウェーヴに期待するしかない。

地元のフランス馬には注意です。特にシルバーウェーヴは絶好の4番ゲートに決まったので、馬券に入れる必要がありそうです。

まとめ

外国のレースは、ほとんど見ることはないので、ハッキリ言って戦歴くらいでしか判断ができない。

なにを買って良いのか分からない場合は、自分の誕生日や記念の日で買ってしまうオカルト馬券でも、良いのかもしれない。

配当なんて考えずに、日本馬を応援する意味でマカヒキを買うのも良いでしょうが、馬券が手に入らないのであればあまり意味はなさそう。

長年、競馬を見てきているので、できれば記念すべき初めての凱旋門賞を当てたいと思っているから、自分としてはハーザンドに期待します。

もちろん、馬券とは別にして、マカヒキも応援しますよ!

最後に勘違いしないで欲しいのですが、馬番とゲートの順番は違いますので、馬券を購入する際には、見間違えないようにしてください。

凱旋門賞を当てた!と喜んでいたら、馬番とゲート番号を間違えていたなんて、かなりショックだと思うので、馬券を購入するときは、しっかり番号を確認してください。

レース回顧

早速、2016年の凱旋門賞のレース回顧をしたいと思います。

日本人でありながら、自分はマカヒキを全く買いませんでしたが、その予想は当たったけど、馬券は全く当たりませんでした。

1着はファウンド、2着はハイランドリール、3着はオーダーオブセントジョージ。

1着のファウンドは、善戦タイプの馬だったので連軸にはピッタリでしたが、まさか頭で来るとはさすがライアン・ムーア騎手ですね。

距離が長すぎると言われていた、オーダーオブセントジョージの3着もデットーリ騎手の腕だったでしょうね。

ガリレオ産駒は、凱旋門賞に勝てないと言われていので、ファウンドを軽視していたのが悔やまれますが、ハーザンドが全くダメだったので自分は論外です。

ロンシャンよりもシャンテイィの方が、日本馬に合うなんて言われていましたが、やはりヨーロッパの馬場には変わりありませんでした。

マカヒキの敗因はこれから分かるので、そのうち記事にする予定ですが、凱旋門賞はやはりヨーロッパ仕様の馬ではないと、通用しないことが分かった気がします。

来年は、ヨーロッパの馬場を意識した馬で、ぜひ悲願を達成して欲しと思います。

最後に、馬券を当てられた方、初めての海外競馬・凱旋門賞おめでとうございます!

マカヒキは14着だったらしいですが、直線に入って全くダメだったから、もしかしたら、なにかあったのかもしれません。関係者のみなさま、お疲れ様でした。