第79回皐月賞は、2019年4月14日。天候は曇り。良馬場の中山競馬場で行われました。
上位人気馬は、1番人気がサートゥルナーリア、2番人気がダノンキングリー、3番人気がアドマイヤマーズ。
サートゥルナーリアは昨年暮れのホープフルSを勝ち無敗の3連勝中。ただし、年明け初戦なのが不安材料でした。
ダノンキングリーはこちらもデビューから無敗の3連勝中。前走で最優秀2歳牡馬を倒し一躍て注目される1頭に。
アドマイヤマーズは前走で負けたとは言え1kg差の斤量とマークされる展開を考えたら、まだまだ見限れません。
他にも若葉Sを勝ったヴェロックス、スプリングSで2着だったファンタジストなど、トライアル上位馬が揃って出走しました。
【2019年】皐月賞の出走馬
- 開催日:2019年4月14日(日)
- コース:中山競馬場
- 芝:良
- 距離:2000M
馬名 性齢(所属) 騎手(斤量) | 前走 | ||
1 | 1 | アドマイヤマーズ 牡3(栗東) M.デムーロ(57.0) | 2019.02.10 共同通信杯 G3 2着(1人気) 芝1800(東京) |
2 | サトノルークス 牡3(栗東) 池添 謙一(57.0) | 2019.02.24 すみれS L 1着(2人気) 芝2200(阪神) | |
2 | 3 | ファンタジスト 牡3(栗東) 武 豊(57.0) | 2019.03.17 スプリング G2 2着(1人気) 芝1800(中山) |
4 | ダノンキングリー 牡3(美浦) 戸崎 圭太(57.0) | 2019.02.10 共同通信杯 G3 1着(3人気) 芝1800(東京) | |
3 | 5 | ランスオブプラーナ 牡3(栗東) 松山 弘平(57.0) | 2019.03.23 毎日杯 G3 1着(3人気) 芝2000(阪神) |
6 | クラージュゲリエ 牡3(栗東) 横山 典弘(57.0) | 2019.02.10 共同通信杯 G3 3着(4人気) 芝1800(東京) | |
4 | 7 | ヴェロックス 牡3(栗東) 川田 将雅(57.0) | 2019.03.16 若葉S L 1着(1人気) 芝2000(阪神) |
8 | ニシノデイジー 牡3(美浦) 勝浦 正樹(57.0) | 2019.03.03 弥生賞 G2 4着(1人気) 芝2000(中山) | |
5 | 9 | メイショウテンゲン 牡3(栗東) 三浦 皇成(57.0) | 2019.03.03 弥生賞 G2 1着(8人気) 芝2000(中山) |
10 | シュヴァルツリーゼ 牡3(美浦) 石橋 脩(57.0) | 2019.03.03 弥生賞 G2 2着(6人気) 芝2000(中山) | |
6 | 11 | ラストドラフト 牡3(美浦) A.シュタルケ(57.0) | 2019.03.03 弥生賞 G2 7着(2人気) 芝2000(中山) |
12 | サートゥルナーリア 牡3(栗東) C.ルメール(57.0) | 2018.12.28 ホープフル G1 1着(1人気) 芝2000(中山) | |
7 | 13 | ブレイキングドーン 牡3(栗東) 福永 祐一(57.0) | 2019.03.03 弥生賞 G2 3着(4人気) 芝2000(中山) |
14 | ダディーズマインド 牡3(美浦) 宮崎 北斗(57.0) | 2019.03.24 500万下 条件 1着(5人気) 芝1800(中山) | |
15 | クリノガウディー 牡3(栗東) 藤岡 祐介(57.0) | 2019.03.17 スプリング G2 6着(4人気) 芝1800(中山) | |
8 | 16 | タガノディアマンテ 牡3(栗東) 田辺 裕信(57.0) | 2019.03.17 スプリング G2 4着(9人気) 芝1800(中山) |
17 | アドマイヤジャスタ 牡3(栗東) 岩田 康誠(57.0) | 2019.02.24 すみれS L 2着(1人気) 芝2200(阪神) | |
18 | ナイママ 牡3(美浦) 柴田 大知(57.0) | 2019.03.03 弥生賞 G2 8着(9人気) 芝2000(中山) |
【2019年】皐月賞の全着順
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 馬齢/馬体重(増減) 騎手 | タイム (上がり) 人気 |
1 | 6 | 12 | サートゥルナーリア 牡3/476(-6) C.ルメール | 1:58.1 (34.1) 1番人気 |
2 | 4 | 7 | ヴェロックス 牡3/458(+6) 川田 将雅 | 1:58.1 (34.4) 4番人気 |
3 | 2 | 4 | ダノンキングリー 牡3/434(-4) 戸崎 圭太 | 1:58.1 (34.5) 2番人気 |
4 | 1 | 1 | アドマイヤマーズ 牡3/462(+2) M.デムーロ | 1:58.5 (34.5) 3番人気 |
5 | 3 | 6 | クラージュゲリエ 牡3/470(-6) 横山 典弘 | 1:58.7 (34.9) 14番人気 |
1着は不吉なデータなんて全く関係なかったサートゥルナーリア。出来を考えれば次走のダービーは鉄板かもしれません。
2着は早めに先頭に立った4番人気のヴェロックス。3着は内枠から差してきた2番人気のダノンキングリー。
上位人気では5番人気のファンタジストが13着。上位人気馬が1着から4着までを独占した結果になりました。
6着から18着までの着順
6 | タガノディアマンテ(15) | 13 | ファンタジスト(5) |
7 | ラストドラフト(10) | 14 | サトノルークス(8) |
8 | アドマイヤジャスタ(11) | 15 | メイショウテンゲン(9) |
9 | ダディーズマインド(17) | 16 | クリノガウディー(16) |
10 | ナイママ(18) | 17 | ニシノデイジー(6) |
11 | ブレイキングドーン(13) | 18 | ランスオブプラーナ(12) |
12 | シュヴァルツリーゼ(7) |
※カッコ内は人気。
皐月賞ジョッキーコメント
1着 サートゥルナーリア(C.ルメール騎手)
「直線で先頭に立った時は、スタンドに物見をして内にモタれましたけど、凄くいい反応でした。ずっといい感じでした。調教でも良い感じで、自信を持って乗りました。今日は休み明けで100%の出来では無かったのですが、ダービーではトップコンディションで行けると思います」
2着 ヴェロックス(騎手)
「スムーズな競馬で全力で走ってくれました。ダービーで逆転できるように、時間を過ごして行きたいと思います」
3着 ダノンキングリー(戸崎圭太騎手)
「道中で一生懸命過ぎるところはあったけど、我慢が利いて上手な競馬が出来ました」
4着 アドマイヤマーズ(M.デムーロ騎手)
「4コーナーでもう少し早めに行きたかったのですが・・・」
5着 クラージュゲリエ(池江泰寿調教師)
「ジョッキーが最高の乗り方をして、能力マックスに引き出してくれました」
6着 タガノディアマンテ(田辺裕信騎手)
「雨でも降ればよかった。馬場固めで止まらない傾向だったし自分から動かして行ったけど・・・よく伸びてくれています」
7着 ラストドラフト(A.シュタルケ騎手)
「思ったタイミングで仕掛けられなかったです・・・」
8着 アドマイヤジャスタ(岩田康誠騎手)
「直線ではいい脚を使ってくれました」
10着 ナイママ(柴田大知騎手)
「内容が良くなっています。まだまだこれから変わって来ると思います」
11着 ブレイキングドーン(福永祐一騎手)
「進んで行かなかった。わからないです」
12着 シュヴァルツリーゼ(石橋脩騎手)
「直線で馬の間を行こうとしたが、気にして入れなかった。これならスペースの広いところに出せば良かった」
13着 ファンタジスト(武豊騎手)
「終わってみれば距離かな。このメンバーで良馬場の2000メートルでは厳しかった」
14着 サトノルークス(池添謙一騎手)
「ペースが速くて、いつものポジションが取れなかった。ジリジリは来ているが・・・」
15着 メイショウテンゲン(三浦皇成騎手)
「ゲートはうまく出たが道中ペースが速かった」
16着 クリノガウディー(藤岡佑介騎手)
「スムーズな競馬はできたが最後はいっぱいだった」
17着 ニシノデイジー(勝浦正樹騎手)
「うまく乗れなかった。内に入れず向正面では接触もあって・・・」
18着 ランスオブプラーナ(松山弘平騎手)
「中1週でもうまく仕上がって、この馬の競馬はできた。ただ、前走と違ってペースは厳しかった」
引用: 【皐月賞】川田「スムーズな競馬で全力で走ってくれた」レース後 関係者コメント
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190415-00010004-keibana-horse引用: 【皐月賞】戦い終えて
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190415-00000008-spnannex-horse
1着馬「サートゥルナーリア」のデータ!
生年月日 | 2016年3月21日 |
調教師 | 角居勝彦(栗東) |
馬主 | キャロットファーム |
生産者 | ノーザンファーム |
1着馬の血統表
ロードカナロア | キングカメハメハ |
レディブラッサム | |
シーザリオ | スペシャルウィーク |
キロフプリミエール |
1着馬の前5走の成績
年月日(場名) レース名 距離(馬場状態)頭数 | 着(人気) タイム(着差) 騎手(斤量) | |
1走前 | 2018.12.18(中山) ホープフ G1 芝2000(良)13頭 | 1着(1人気) 2:01.6(-0.2) M.デムーロ(55.0) |
2走前 | 2018.10.27(京都) 萩S OP 芝1800(良)7頭 | 1着(1人気) 1:49.6(-0.3) M.デムーロ(55.0) |
3走前 | 2018.06.10(阪神) 新馬 条件 芝1600(良)9頭 | 1着(1人気) 1:37.2(-0.2) M.デムーロ(54.0) |
4走前 | – | – |
5走前 | – | – |
2着馬「ヴェロックス」のデータ!
生年月日 | 2016年3月4日 |
調教師 | 中内田充(栗東) |
馬主 | 金子真人ホールディングス |
生産者 | ノーザンファーム |
2着馬の血統表
ジャスタウェイ | ハーツクライ |
シビル | |
セルキス | Monsun |
Schwarzach |
2着馬の前5走の成績
年月日(場名) レース名 距離(馬場状態)頭数 | 着(人気) タイム(着差) 騎手(斤量) | |
1走前 | 2019.03.16(阪神) 若葉S L 芝2000(稍)10頭 | 1着(1人気) 2:02.1(-0.5) 川田 将雅(56.0) |
2走前 | 2019.01.19(京都) 若駒S L 芝2000(良)8頭 | 1着(2人気) 2:00.7(-0.3) 川田 将雅(56.0) |
3走前 | 2018.11.17(東京) 東スポ杯 G3 芝1800(良)16頭 | 4着(2人気) 1:46.6(0.0) C.ルメール(55.0) |
4走前 | 2018.09.15(阪神) 野路菊S OP 芝1800(良)6頭 | 2着(1人気) 1:48.2(0.1) 浜中 俊(54.0) |
5走前 | 2018.08.05(小倉) 新馬 条件 芝1800(良)16頭 | 1着(1人気) 1:48.7(-1.3) 浜中 俊(54.0) |
3着馬「ダノンキングリー」のデータ!
生年月日 | 2016年3月25日 |
調教師 | 萩原清 (美浦) |
馬主 | ダノックス |
生産者 | 三嶋牧場 |
3着馬の血統表
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | |
マイグッドネス | Storm Cat |
Caressing |
3着馬の前5走の成績
年月日(場名) レース名 距離(馬場)頭数 | 着(人気) タイム(着差) 騎手(斤量) | |
1走前 | 2019.02.10(東京) 共同通信 G3 芝1800(良)7頭 | 1着(3人気) 1:46.8(-0.2) 戸崎 圭太(56.0) |
2走前 | 2018.12.15(中山) ひいらぎ 条件 芝1600(良)15頭 | 1着(2人気) 1:33.7(-0.6) 戸崎 圭太(55.0) |
3走前 | 2018.10.08(東京) 新馬 条件 芝1600(良)18頭 | 1着(2人気) 1:37.5(0.0) 戸崎 圭太(55.0) |
4走前 | – | – |
5走前 | – | – |
【2019年】皐月賞の払戻金
単勝 | 12 | 170円 | 1番人気 |
複勝 | 12 | 110円 | 1番人気 |
7 | 200円 | 4番人気 | |
4 | 160円 | 2番人気 | |
枠連 | 4-6 | 670円 | 3番人気 |
馬連 | 7-12 | 950円 | 3番人気 |
馬単 | 12-7 | 1,140円 | 3番人気 |
ワイド | 7-12 | 360円 | 3番人気 |
4-12 | 270円 | 2番人気 | |
4-7 | 660円 | 5番人気 | |
三連複 | 4-7-12 | 1,480円 | 2番人気 |
三連単 | 12-7-4 | 4,390円 | 5番人気 |
【2019年】皐月賞の感想
1着だったサートゥルナーリアはホープフルS以来とは思えないレースで見事に1着。
直線で内にヨレたのはいただけなかったけど、あれがなくても1着だったのでしょう。
まだ完全に仕上げてない状態であの勝ち方だから、無敗のダービー馬の誕生もありそうです。
今年のクラシックは牝馬も牡馬もC.ルメール騎手から目が離せなくなりましたね。
2着のヴェロックスはキレキレ協会じゃないので、早めに仕掛けたのは仕方がありません。
それに勝った馬の強さを考えれば悲観する必要はないから、ダービーでも期待できるでしょう。
3着のダノンキングリーはハナ差の2着だったので、馬連を持ってた人は悔しかったのでは。
血統を見る限り2400Mは適距離だと思うので、引き続きダービーでも注意が必要ですね。
4着のアドマイヤマーズは距離が長かったと思われるので、よく頑張ったと言って良いのかな。
次走はNHKマイルCになるだろうから、タンタアレグリアとの再戦に注目が集まりそう。
あとレースには関係ありませんが、BS11競馬中継の電話インタビューは酷かった。
皐月賞を勝った角居調教師が出たんだけど、東幹久の質問に不愛想な態度で答えてました。
出たくなきゃ断れば良いのに、あのインタビューは大人として失格な対応ですよ。
角居調教師は、酒気帯び運転で逮捕され迷惑を掛けたのに、全く反省の色が見えませんね。
ちなみに、データ予想は2着→3着→4着・5着だったので、なんとも言えない心境です。

来年以降にサートゥルナーリアのような化け物が出て来たら、問答無用で1着固定にします(笑)。